2009年12月26日土曜日

Go to Singapore!

ただ今、ANAのラウンジです。
これから恋する日本代表の門出を祝してSingaporeに行って、ついでにIndonesiaにも世界遺産を見学に行ってきま~す。

ANAの成田ラウンジはとてもきれいでした。
JALみたいにカレーはないけど申し分ないかな。


では。

ビール飲み過ぎて酔っ払い・・・

2009年12月15日火曜日

ケーススタディー(池田大作)

ちょっと更新を怠けていましたケーススタディー(これは先々週のもの)。
今回のお題を見て「は?」と思った。「あなたか創価学会の池田大作とすれば~」。。
創価学会って経営とかMBAとか何か関係あるの?みたいな印象だったし、中には学会とか新興宗教とかを嫌う人もいるだろうと思った。案の定、お題がお題なだけに少し参加者が少なかった印象。

大前プランは、宗教法人という柵を全て取っ払った案であったのでロジカルに考えるとはそういうことなのか…とかなり感激した。ひとつ加えると民主党の小沢さんのことをあそこまで詳しく知っている人はいないから大前研一ならではの案なのかなとも思う。差し引いてもロジカルさにはビックリ。

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【課題】
あなたが創価学会の池田大作会長とすれば、避けることのできない後継問題をどのように行うか?

【回答】
①3年で引退することを表明して自分が去った後の創価学会反映への思いを会員に対して演説し、後継者は学会全体の問題との共通意識を持たせる。

「創価学会を広めるために生涯を捧げ、皆の協力のお陰で多くの人達に知れ渡ることとなった。これからより良く創価学会が反映する為にもう一度、創価学会の教えを守っていって欲しい。是非、会長中心に創価学会を支えて欲しい。」

②池田大作の演説や活動などをたくさんの映像として記録する。

③池田家は創価学会の会長を含めた幹部等々からすべて退き、表舞台から身を引く(一切メディアにも出ない)。

④名誉会長職を廃止して、現会長中心に組織を運営させ、学会の危機に直面したら残しておいた映像を利用して求心力を高めるように指導する。

【回答】
創価学会は現在会長は6代目の原田稔であるが、1~3代目の会長が高く祀りあげられ取り分け3代目の池田大作のカリスマ性は高く、会長職から名誉会長とポストを変えながら事実上ここ50年間創価学会のトップに君臨し続けている。
会員数も新興宗教団体の中では最も多く、家族が会員である場合は子供も自然と会員になっており、その多くの会員が宗教としての認識はあまりないように見え、上層部の分裂等々がなければ今後も安定した会員を確保出来、学会の反映は継続出来るように考えられる。

一方、世間からは創価学会は、“池田教”を揶揄されるくらいのカリスマ性であり、会員には賛否両論あるだろうが、後継者の育成等を特にしておらず、独自のカリスマ性を利用して創価学会の国際的な発展にも務めてきた。
会長~名誉会長として自分やるべき事はほぼ終了しているように思われる。

今後、避けることの出来ない後継問題としては、池田大作と同等以上のカリスマ性を持っているものはいないと言われているが、仮に池田大作が没後の創価学会はどの人物が台頭するかは未知数であると考えられる。
よって、今後の安定した創価学会の繁栄の為、また池田家の安定の為、上記に記した通りに進めて、徐々に池田色を薄めて、本来あるべき“教え”を中心に置く組織形態・組織風土にしていきたいと考える。

【参考】
http://www.sokanet.jp/sg/FWIM/sn/soka-info/information/outline.html
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【大前解説】
*今回は創価学会の池田大作!頭の体操、普段使わないところを使いましょう!

●まず池田大作は天才事業家。戦後の天才経営者は松下幸之助か池田大作か、と言えるくらい天才的。
●公明党の人達も何を行っても敵わないと言って尊敬している。

●宗教においては、キリスト教もイスラム教も仏教も色々な派閥に分裂している。
●創価学会は現世に利益を還元する組織システム。
→通常の宗教は死んだ後幸せになれるので楽(キリスト教しかり)。なので創価学会は珍しいスタイル。
●このシステムを成立させているのが創価学会であり、池田大作の手腕によるもの。
●具体的には、都営住宅(土地)を公明党が持っている(富山ハイツとか)ので創価学会の人はそこに入れる人が多い。(これが現世の利益)
→もともと創価学会は田舎の人が都心に出てきた時の助け舟だったので、都心に来た時の住宅確保をしていた。
●纏めると学会は土地を保有し、信仰者には土地を与え現世利益を還元している。これは天才が作り出したビジネスモデル。
●しかし、現在は公明党が大敗してピンチになっており、かつ、池田大作でないとこのビジネスモデルは回せない。結果として会員の脱退に繋がってしまう。

よって
●公明党を解党して、民主党に潜り込む(考えがちかい)。
→欲しいのは議会における学会員への福祉。だから民主に入り込んでやればよい。
→小沢さんの性格からすると、自公連立をしていたとしても公明党が入れてくれと言ったら喜んで入れてくれる。これによって亀と福島を切れる。あの人は自分にメリットがあると思うと急に仲良くなる。
→アメリカでは、キリスト教の人は共和党に入り込んでやっている。
●これで学会の利権だけは守れる。これで行ける!
●蛇足だが、池田大作もノーベル平和賞が欲しい。難しいかもしれないが。
そして、
●創価学会は資産管理団体(お金)になり、池田教なんだから子孫がこれを受け継ぐ。
→ちなみにドイツはカトリック教会が国土の33%持っている。
→ちなみにイギリスも英国女王がトップとなって資産を持っている
●いわゆる宗教活動は出来る人がやれば良い。これが本当に大切ではない。資産管理という真の目的の為にやっていく。
●世襲制にしてお金と組織の方は池田家に引き継がせる。

【反省】
宗教法人ということで「教え」は何か?とかそういう部分をどうするか?学会を存続させるには…という視点であったけど、本当の学会の目的は何か?という点は全く突き止められず、クラスメイトも誰もこのことに気づいていなかった。
ロジックで考えると、「教え」というソフトな部分には触れずに問題を解決出来るんだと感じた。
実際に池田大作でないし創価学会の中身は知らないけれど、頭の体操にはかなり良かった。

高感度ランキングでいつも上位のマチャミも創価学会員だったのね。なんでも学会員の組織票があるから毎回上位に入れるとか…。芸能界とも繋がっている団体ということでした。

2009年12月12日土曜日

大前研一のありがたい言葉 その3

日本の税制とか、海外へ行くべきかなどについて同じ28歳のクラスの方が質問をした際の大前さんのコメントを見て笑ってしまった。

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>私は20代ですが、私が定年を迎えるまでに、必ず日本政府は国債をデフォルトして、世界的に大変な事が2020年代半ばには一度起こるのではないかと不安で仕方ありません。



>起こるので、安心して準備して。
>準備して安心して。
>どちらでもよい。
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準備します。いやしてます。もっとします。

2009年12月2日水曜日

大前研一のありがたい言葉 その2

まだまだ続いた「イノベーション」のQ&A。これで前半が終わりで、残りは実践編に移る。
発想法についての解説を含めて、またありがたい言葉を頂戴した。
1時間にわたって、詳細な解説と共にパワーをもらったので、少し量が多い。



●引き算も割り算も出来ないのか?「限界利益-固定費=利益」なんだから、固定費の有効活用を考えるだけで、企業の収益を改善させることも出来る。経営に難しい計算式はいらない。

●発想法は必要十分条件ではない。

●良いアイデアがあっても、ニーズ・市場性・採算性等があるかは別問題。リアルな発想でないと商売できない。

●海外で成功したものを日本に持ち込んでやるのは、発想ではなくて単なるパクリ。

●これから起こり得る兆しを捉えて、浮かんだ風景を元に事業計画を立てるてみる。この時、自分で事業を作る意思がないと本当に成功するものは生まれない。

⇒例えば良い例は南場智子のDeNAだ。携帯にカメラが搭載されて、だんだんその画質が良くなっていくのを察知して“モバオク”を作った。携帯を利用して圧倒的だったyahooオークションをあっという間に抜いてしまった。

●“Interpolation”という発想は、大きな枠の中にあるスウィートスポットを見つけるということ。両端ではなく間に結構ある。誰かが定義をし始めたらチャンス。ただ、何でもかんでも会議の時に2つの案の間をとるやつがいるけど、そんなツマンナイやつにはなるな。

●自分の立場だけで考えると、そこには「思いこみ」と「クセ」がある。だから、毎週「私が○○だったら…」を他人の立場で考えるトレーニングをしている。他人の立場で考えるのは、気楽だし、普段使わない脳の違う部分を使うことことが出来る。だから数をこなして頭を柔軟にすること。私は35年間続けている。

●要するになんなのか?と考えることは大切だけど、ここで終わったら単なる評論家。

●そこに意味するものに、作用する力と将来の“絵”を描いて、はじめて問題解決が出来るしビジネスチャンスが生まれる。

●構想力は、今まで言って来た発想法を元に自分自身のモノを創造することで生まれる。

●構想力があれば、何処に行っても通用するし、二極化する世の中で確実にアッパークラスに行ける。知識が多いだけの人はGoogleに取って代わられる時代。

●私はクラインとのところに行く時の荷物は、肩の上の丸いものだけ。あの人の知恵を借りたいとなれば、何時でも手ぶらで、頭一つで勝負出来る。

●構想力は、的確なFactとロジックで出来る。私も最初は出来やしなかったが、35年間毎日考えているから今みたいに思考が柔軟になっている。クラアントの話を聞いているだけで、マッキンゼーに持って帰って何億も掛かる仕事でも一瞬で分かることがあった。王さん(世界のホームラン王)さんじゃないけど、あの時は世界が止まって見えた。

●だから誰にでも身に付けられる。難しくない。繰り返すことが大切。あなたにでも出来る!



後半は実践編だから、もっと×2頭を使って頑張ろうと思う。

最後に、輪読会『カラオケキャピタリズム』(成功ルールが変わる)を読んで以下のようなコメントをしたら、TA経由でコメントをもらった。

*本の趣旨は、カラオケボックスの外に出て歌を歌えるか?何でも揃っている閉ざされた空間の中で、歌手になりきれるけれど、外に出て、あなた、歌、歌える?という鮮烈なメッセージを発している。


>日本全体が、至れり尽くせりの“カラオケボックス”とも言えますね。

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これからは国内に留まっていても、50歳までにどういう仕事ができるか分からないし、昇進も無いかも知れない。海外ならいくらでも青天井。厳しいけど、どうだ?くらいじゃないと、問題は国内ではバラ色の仕事はないよ、といって退路を断つ、くらいじゃないとミスリードする。
2009年12月1日(Tue) k.ohmae @サンパウロ
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地球の反対側から、指導を受けられるのはITの恩恵で、こんな学校が成立すると考えて、設立させた大前研一はとてつもない構想力の持ち主だ。

大前研一のありがたい言葉

大前研一の「イノベーション」が10月から始まって、只今前半が終了した。
どういった講義かというと、「限界を突破する為の11の発想法」として、大前研一が考えていることを纏めて伝授してくれるもの。思考のプロセスについて学べる。

今は前半が終わって11の考え方について学び、その考え方一つ一つについてAC(Air Campus)上でディスカッションをしている。中々大変。

そして今回は、皆さんから寄せられる質問やディスカッションを見て大前研一のQ&Aがあった。(といっても録画したやつだけど、内容は全く色あせていないから毎年同じ質問などがあって、要するに日本人の思考は同じなんだなと痛感する。)

そこで頂いたありがたい言葉。



●これらは発想法なのに、問題は戦略立案のマニュアルと思っている人がいること。何もこの通りにやったら解決するわけじゃないよ。困った時、膠着状態に陥った時に頭を刺激するものだから。

●言葉の定義ばかりし出す人いるよね。答えがないのがそんなに不安?そんな理屈をこね回す前に練習しなよ。

●他人の発言(発想した案)にレスする(答える)のが得意な人いるよね。てか自分の考えを述べなよ。案を出せよ。

●クラスでいくら良い発言しても、生活習慣になっていなければダメです。


どれも、身に覚えのあることばかり。
力は付いてきたな、と思う反面在校生と話をすると、ちょっと調子乗り過ぎじゃない?何を知ったようなこと言ってんだ?と思うことがある。
そうならないように日々鍛練だな。

後半は、中々厳しそうだ。