2009年11月28日土曜日

トンネル

特に意味はないんですが、トンネルです。

雲仙市の千々石町~小浜町の間にあります。
昔は、貨物列車が走って荷物の往復をしてました。
今は車が走れます。

ちなみに一方通行でないので、結構緊張します。
天気がいい時は、ココを通ります、たまに。写真撮ってみました。
仕事中に何してんだろうな、オレ。
と思いながら、シャッターを押しました。

PSA 演習終わり

問題解決思考の演習(プロブレムソルビングアプローチ)が終わった。

最近何度か感じるけど、MECE(漏れなく、ダブりなく)で現象を捉えて、本質的問題点を探して解決策をまたMECEで考える、という一連の流れが本当に出来ていないことを痛感している。
確かにMECEで考えるのは時間がいくらあっても足りない、ということはあるので毎回毎回は無理だけど、それにしてもこの演習といいケーススタディーといい、漏れ過ぎ…。
だんだん凹んでくる。

今回は、ビジネススクールの業績を改善する、ということを事業部長の立場から問題を見つけて解決するけれど、結論として
①講師への講師料が少なく魅力的な講義内容になっていない
②メディアによる広告宣伝費をかけ過ぎており、利益を圧迫している。
という2つが重要項目として導き出され、解決策を練ることになったが、自分は②はPL,BSを見ればわかる当たり前のことだから、もっと深いところに問題があるはずだとして①のみに注目し過ぎていた。
→どうやら、ここでもう一度MECEで考えて、イッシュ―ツリーをイメージして考えるべきだった。

ところが、解説された本質的問題は、どういう思考を取ったかというと、①と②をロジカルに考えて、また単純に合わせるだけでなく「思考を飛ばす」という作業を行って、

「魅力的な講師がいない為、口コミが少なく仕方なくメディアに頼った広告宣伝をしなければならない。よって負の循環に陥っている。」

とされた。

こうなると解決策は色々出てきて、その後の対策が簡単だった。
自分の導いた本質的問題だと、「本当にこれでいけるの?」という解決策で、的を得ていないものになっていた…。


まだまだPSAの講義は継続していくし、ケーススタディーも毎週あるので、ぼーっと考えないようにMECEを意識して取り組んで行きます。

ケーススタディー(秋葉市長)

先週のケーススタディー。
広島市長になり切って、どうやってオバマを広島に連れてくるか?
ということを考えた。

市長とアメリカ大統領という立場の違いや、戦争の背景があるので仮に直接話してもうまくいかないだろうと思って、オバマに影響を与える人物や出来事はないか…と考えて、ルーズ駐日大使やノーベル平和賞関係のイベント等々には辿り着いたけれどMECEで考えきれず、重要な人物が漏れていました。
それは、メドベージェフ大統領。大前解説は目からうろこでした。

---quote---
【課題】
あなたが広島の秋葉忠利市長とすれば、オバマ大統領が任期中に広島(長崎)を訪問してくれ ることを確実にするために何をするか?

【回答】
訪問を確実にするために以下のステップを取る。


広島市長として「世界平和」「戦争による悲劇を二度と起こしてはならない」といった趣旨の演説(日本語、英語)及び論文作成を行う。


真珠湾へ訪問。(自らの姿勢を示す。)


真珠湾に行った感想を含め「真珠湾に行き改めて戦争による悲劇を起こしてはならない」「どんな理由があれ先の戦争は悲劇であり、これは世界中の国々が歩み寄り理解するべきだ。」
といった趣旨の演説(日本語、英語)及び論文作成を行う。

*ここまでの間にルース駐日大使、広島県知事に事前に伝えておき、協力を仰ぐ必要がある。

④-1
ルース駐日大使を経由し、オバマ大統領へ訪問の打診。(自らも各インタビューなどで打診)その際に、原爆による米国兵の死者がいる旨を改めて伝え、軍最高司令官としても広島に来ることは出来ないか、という内容も付け加える。
④-2
県知事を経由し、鳩山首相に真珠湾訪問を打診。自らも可能な限り水面下で直接打診。


オバマ大統領の広島訪問のために迎え入れる姿勢で市内の整備や段取りを行う。

【理由】
真珠湾、広島と日米の首相・大統領はお互いに訪問をしあっていない。
しかしながら、今回オバマがノーベル平和賞を受賞し、核廃絶を掲げ、本人も広島訪問の意思が高い。よって、広島市長としては最大限の段取りや訪問しやすい雰囲気を作ることが重要であると考えられる。
また、広島市長しか出来ないことは「核の恐怖を世界に伝えること」であり、その根底には先の世界大戦の開催であり、広島はそこから繰り広げられた悲劇の終末像である。よって世界中の人々に向けて、情報を発信することも同時に行っていきたい。
---unquote---
【大前解説】
●秋葉はMITのときの同期であり、ルームメイトで、MITでは東大時代のマスター論文を読んだだけで卒業して良い!と言われた逸材。それからどうやら大学教授をやってから歪んでしまったらしい…。

●プラハでのオバマ講演はヨーロッパ人に大賛成を受けた。
●そして日本にも広島に行きたいと言っている。
しかし
●オバマが行くと謝罪を要求される可能性があるため、米国政府としては行かせられない。
●なぜなら民主党には74%、核賛成を表明している国民がいる為支持率などの低下を招いてしまう。
●また、外交にて核の抑止力が効かなくなる(北朝鮮とかに対して)可能性もある。
一方、日本としては、
●日本サイドも、天皇を真珠湾に!となると日米関係に波風を立ててしまうことになるので何もしないで、という考えもある。
よって
●従来の議論の延長線上(過去の清算)では解決しない。
●あくまでも未来への平和を焦点とした考えに変えるべき。
●演説のたたき台を書いて、日米両国民が納得するようなシナリオをオバマに渡さないと広島訪問は不可能に近い。
●タイミングとしては、2010年のAPECのときに実行するのが良いと思う。

そして、具体的な方法としては、、
●米露の核軍縮に対する交渉・条約というものがあり、只今現在スタート1に調停している。これが2009年に終了する予定。
●よってまずはメドベージェフに働きかけて、スタート2の調停式を広島でやってもらうように働きかける。
●オバマ一人での訪問による演説という形でなく、メドベージェフと二人でやるという形にする。
●スタート2をサインするセレモニーの為に広島に来て、メドベージェフが演説。
●後日長崎にも行って、オバマが同様の演説を行う。(広島、長崎の演説者は逆あり。)

内容としては
①戦争を終わらせるために使わざるおえなかったが、
②本来やるべきものではなく後悔している。
③そしてその後一切使っていない。
④このまま人間の愚かな教訓の一つとして「格を使わない」という状況を未来永劫継続する。
⑤これから、核の縮小を行う。ならず者国家がなくなり核をなくなることを願う。しかしならず者国家がある限り最低限の抑止力分だけにする。一刻も早くならずもの国家をなくすべく、宣言する!という内容。

【反省】
MECEは、中々考えられていない。
思いついたところまでは良かったけど、メドベージェフを巻き込むのは全く思いつかなかった。そして、米ロ間の核軍縮に対する交渉・条約というものがあることを知らなかった。
まだまだ、MECEによる考え方と、仮説の立案が足りていないと感じた。
TAからは、だから毎日トレーニングです!!
と言われた。

最近、頭がパンクしそうだけど、後9か月なので頑張ろうと思う。

わーわーわー

2009年11月22日日曜日

世界遺産めぐり in Peru

先月のお話ですが、Peruに行ってきました。
折角なので、どんな旅行であったのか写真を用いて振り返ってみたいと思います。
■登場人物:すーひーくん、はいであき。

ラウンジかどこかで、名前確認の時にこんなやり取りがありました。
ラウンジ :「うーん、しょへい?」
すーひー :「No!そうへい!」
ラウンジ :「OK。そうへい。。うーん、はいであき?」
はいであき:「Yes!」
ラウンジ :「OK」
すーひー :「えーー!」
新しい呼び名だったので、はいであきにしました。


では開始~。

初日、二人とも日本にいるはずなのに、すーひーくんはJAL、はいであきはANAととても変わった飛行機の乗り方をしてそれぞれ思い思いに待ち合わせ場所のLAに向かいました。何事もなくLAのOneworldのRounge前で合流。

そしてイザPeruへ


到着したら夜中だったので、空港の椅子で一夜を過ごしました。


2日目の朝のFlightでCuzcoに移動して、タクシーで街の遺跡を見たりしました。

タクシーの運ちゃんとも仲良くなりました。

お金はたくさん取られました。

気を取り直して、machupicchuに行く為に電車に乗る準備をしました。
2時間近く乗るので、景色を楽しもうとドーム型の電車で天井がガラス張りの電車にしました。折角なので一番前に座りました。

席について目をつぶっていたらそのまま寝てしまいました。

machupicchuは翌日の早朝から行く予定なので、まずcheck in!これはすーひーくん担当。

夜になったので、街(machupicchu村)に行きました。
街の中心部に街の象徴らしき銅像があったので、コラボレーションしました。お笑いははいであき担当。


3日目。一晩明けて、念願のMachupicchuへ!
先着400人らしいWaynapicchuに登ることにしました。


これは大変でしたが、絶景です!頑張って良かった…。


その日の夜、Cuzcoの宿泊するホテル付近で色々考えた挙句Peru人が経営するレストランに入り、Peru料理のセビーチェを食べました。パクチーが付いていたので、あまり食べれませんでした。
…これは、生魚でした。うかつでした。このせいで旅の最終日から腹痛で悩まされて体重が4キロ減りました…。
これが犯人↓。人じゃないか。


4日目。翌日はPunoまでバスツアー♪楽チンでした。


途中で遺跡を見たり、ごはん食べたり、標高4335メートル場所に行ったり、スイス人と話したり、、、これから2か月南米旅行と言っていたので今もまだバカンスを満喫しているはず…。

5日目。そしてLago Titicacaへ。

ここにはずーと昔から人が住んでいて、今でもなお同様に暮らしているとのことでした。

折角なので、湖に浮かぶ島の家の中も覗いてみることにしました。

とても近代的でした。


一日、Arequipaという街を経由。
空港の山の景色が絶景で、今回の旅でもベスト3に入る景色でした。

テンションが上がり、今まで標高が高かった(3000m~4000m)ので控えていたお酒でも飲もうと意気込んで街へ!

check inして、折角なのでベットで横になったらそのまま一人寝てしまいました。

目を覚ましたら、電気が消えていて、シャワーを浴びて布団の中にいるすーひーくんの姿がありました。
この日は晩御飯を食べるのを忘れました。

6日目。その翌日は朝の4時に起きて、そのままLimaへ飛行機で移動。すぐさま今度はNazcaの地上絵を見るためにIcaにバスで5時間の旅。夕方到着して、予定変更。そのまま地上絵を見よう空港に直行するも飛べず。。
そのお陰か、時間に余裕が出来たので、砂漠の中のオアシスであるHuacachinaでゆっくりすることにした。

砂漠のオアシス↓

折角でしたが、水着がなかったので泳ぐのは止めておきました。

昨日の分を取り戻すべく、気合いを入れて料理を堪能しました。ビールも飲んだ~。すーひーくんと国際的な人間とは何か?みたいな話をして、少し高尚な人種になれた気がした夜でした。
ちなみにうまかったアボガド↓。やっぱり生物。


7日目。翌日は色々ありましたが、最終的にはタクシーで2時間くらいかけてNazcaまで移動。そして無事にNazca-flightに辿り着けて、無事に地上絵を堪能できました。
・ハミングバード(ハチドリ)

飛行機の運ちゃんとも仲良くなりました。

今度は安かったです。

その後、再度タクシー、バスと乗り継いでLimaへ。
トムクルーズ改めGonzaloにLimaを案内していただいて、ご飯ごちそうになりました。
記念のワンショット!

すーひーくんが日本に来たら案内させてくれ!みたいなことを約束していたので、その日が来たら私も案内してもらおうと密かに考え中。
Gonzaloはナイスでした。この旅の集大成!

そのまま空港まで送ってもらって、帰路につきました。


またどこかに行きたいな~(8日 3時間くらい滞在したLAにて)

ケーススタディー(CCC)

すっかり忘れてた。先週のケーススタディー。
沢山議論したのでとても勉強になった。

---quote---
【課題】
あなたがカルチャーコンビニエンスクラブの増田宗昭社長とすれば、業績の低迷にどのように対処するか?

【回答】
・向こう2年程度でレンタルビジネスモデルは辞めて、配信のみにシフトする(配信先はPC、携帯など)(この間にFC加盟店や、既存店舗の売却などを行う)。
・このモデルで3年程頑張るが、ituneが勢力を拡大し太刀打ちで駅無くなれば、早めに事業の身売りを検討する。

・Tカードはポイントのハブカードとなれるよう連携や提携などを行っていく。


【理由】
CCCの事業はTSUTAYAにおけるレンタルとセルの伸び悩みが原因であり、配信サービス等のビジネスモデルに取って代わられている状況である。今後の流れを勘案すると、既存のモデル(レンタル、セル)での存続は不可能に近い。

よって、
①既に着手しているネット配信型に全面的にシフトする。
音楽、映像ともにiTune Store(Apple)が勢力を拡大する可能性がある為、期限を3年程度と決め、太刀打ち出来なければ配信事業の身売り・合併などを検討する。

②同時にTカードは3000万人ほどの会員数を持つ巨大なポイントカードである。しかしながら、本業の配信事業が進まない可能性もあるので、他のポイントに変更できるよう提携を結んで、ポイントカードのハブカードになる。

③①の事業の身売りの場合はカードのみを行う。
---unquote---

【大前解説】
・2011年以降デジタル化するとレンタル事業はより大変になる
・レンタル店舗(他の会社)は減っているけど、蔦谷だけは増えている。
・CCCは全体的にやっている内容は優れているけど、選んでいる業界が悪い。
・全体としては、音楽業界はシュリンクしている。安くDL出来るから。
・要するに、施策等々のやっていることは正しいけれど、乗っている船が沈んでいるからうまくいかない。
なので…
・店舗の売却 500億は入る。
・Tポイントカードも売却する。
・売却益でどっとこむ銘柄に投資(投資ファンドになる)
・手に入れたキャッシュで、投資家になる。
→色々な事業をやって魅力のある経営者に投資をする。
・お客のデータベースで価値のある情報を持っている。なのでこの会社を買うっていう人はいる。
・このままでは、なんとか持ちこたえることは出来るけど、下がりっ放しになって大変。価値のあるうちに売ってしまうほうが得策。
→福田さん(アイフル)の二の舞にならないようにする。

【反省点】
知っている情報や、施策(店舗売却、事業からの撤退等)に相違はほとんどなかったけど、決定的に違ったのが、Exitの視点があったかどうか。「売却をして、そしてまだ続ける」という方向性しか考えていなかったけど、このExitの視点があると随分解決策が増えるものと感じた。
自分が行った方がいいのか、それとも他人に任せた方がいいのか…。
会社をつぶさない為に、自分よりその事業に得意な他人に任せる、自分は他の得意な事業に取り組む、又は投資をする、という方法があることを知った。

今週は、秋葉市長(広島市)がお題。
もう回答を出したので、後は解説を伺うのみ!

2009年11月12日木曜日

卒業したらしたい10のこと

tomokoleaさんの「受験が終わったらしたい10のこと」に触発されて、卒業したらしたい10のことを考えてみた。

①今まで読んだ読み直す。
⇒これはたぶん理解度が変わっているはずなので、やる価値がある。

②やっぱり、白い巨塔を見直す
⇒もう一度財前教授に会わないと。

③そんで、三国志のマンガを全部読む
⇒読んだことないので良く知らないから知りたいだけ。なんでも60巻あるみたいだから今は読めないんですよ。

④株を始める(もしかしたら始めてるかも)
⇒ファイナンスを学ぶには実践あるのみ(理論は学んだから)

⑤ちなみに投機するきはないので、新興国とかに投資する(VISTA中心)
⇒折角ファイナンスを勉強したんだから活かさないとね。

⑥うーん

⑦うーーん





10個出ませんでした。
たぶん今も制限なく好きなことしてるっぽい!

2009年11月9日月曜日

ケーススタディー(アスクル)

ちゃんと議論して回答したけど、今回は難しいテーマだった・・。
中々、ディスカッションしてもこれといった解決案が出ないで、やれ中国に進出しろだの、やれ「アスクル」でなく「スグクル」「イマアル」にしろだの根本的な解決になりそうなものはなかった。
そんな中での大前解説は顧客の心理をよく理解していると感動した。
---quote---
【課題】
あなたがアスクルの岩田彰一郎社長とすれば業績が横這いになった間のある現状をどうやって突破するか?

【回答】
従来のサービスに加えて、
SOLOELモデルのコンサル業務を強化し、医療施設(病院、診療所、社会福祉施設など)を対象に広げて事業を行う。


【理由】
アスクルは独自のeコマースを用いた流通モデルを確立し(*1)、オフィス事務用品(PC、OA、生活、事務用品など)を中心に業績を向上させてきた。しかしながら、昨今の景気後退によりオフィスの事務用品(利益率の高い家具など)の買い替え、買い増し需要が減少し、業績が低迷により利益が減少してきた(*2)(*3)。
よって現状のままではジリ貧になるため、新たな取り組みとして、SOLOEL(購買代理人として事務用品をそろえる)を立ち上げ取り組んでいる(*4)。
SOLOELは間接材の購買戦略やサポートをするサービスが付いているため、コンサルタントの要素を持った位置づけと考えられる。

従来よりアスクルは、大企業から中小企業を対象に事務用品の販売を手掛けてきており、今回のSOLOELも同対象を顧客と想定している為、市場自体は低迷しているオフィス事務用品では業績回復にはもう一手足りないと考えられる。

よって新たな顧客をターゲットとして市場の拡大を狙いたい。
現在、高齢化に伴い、病院・診療所・老人ホーム・介護施設(特に後者の二つ)などが重要になってきており、またこれらの施設の多くの経営者は医師(もしくは医療従事者)であることが多く(*5)、経営に関しては素人であることが多い。よって間接材の改革は望める可能性があり、これらの施設を対象にSOLOELを利用し、特にコンサルの要素を強めた事業を行えば、事務用品に関しては全てアスクルが独占できる可能性がある。
*病院+診療所=約17万5千施設(*6)
*社会福祉施設数=約6万施設数(*7)

昨今はおむつなどの医療品の販売も手掛けているため、これらも同時に販売出来れば業績回復の追い風になれると考える(*8)。


【根拠】
(*1) http://www.ciojp.com/contents/?id=00001098;t=28
(*2) http://www.kabutocho.net/news/livenews/news_detail.php?id=147034
(*3) http://ir.askul.co.jp/
(*4) http://www.soloel.com/system.html
(*5) http://www.houko.com/00/01/S23/205.HTM#s6 (医療法第46条の3)
(*6) http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/iryosd/m09/is0902.html
(*7) http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/fukushi/07/kekka1-1.html
(*8) http://www.tscc.tohoku-gakuin.ac.jp/~mokudai/Askul_G3.pdf
---unquote---
【大前解説】
・アスクルを取り上げるのは3年半ぶり
・今までの成功は時代背景があったもので、これからはこのままでは衰退する。
・なので、新事業は色々やっているけど、これだけではイマイチ。。
・特徴としては、中小零細が得意。個人はいまいち。大企業は苦手
・最近、アマゾンがオフィス用品に入ってきた。競争激化。
・両者を比較してみると、アマゾンは土日関係なくいつ頼んでも即日配達可、+ポイントがある。アスクルと差がある。

●少し顧客に視点を移す。
・日本人の染色体にはポイントが入っている。電機やもポイントを持っている方が次行く。ただで何かをもらえることがうれしい。
・ちなみに楽天、アマゾン、ヤフーは1%でポイント付けている。
 →実際は1%なんて小さなもので対して痛くない。しかし、タダで買えた、ラッキーというお得感を与えていることが日本人には良いらしい。皆これで満足してポイントを貯めている。
・ポイントを導入すると、会員を組織化出来る。
・マイレージなども会社のお金だけど、個人にポイントをためて貰っている。
・楽天トラベルのホテル事業は、約8割がビジネスホテルの予約。これも同じ理論。
●よって
・得意の中小企業などをターゲットにポイント制を導入して、会社のものを買うけれどポイントは懐に入るようにして、オフィス用品の販売を他社に取られないよう、またポイントが利用出来れば個人消費や他の商品にも広がっていく。
・考え方としては、中小零細など会社がしぼんでダメになっているから、会社の外に目を向ける。お客さんを法人と見ないで、個人と見る。ポイントを絡める。

【反省】
・毎週色んな企業や人物で、本人ならどうするか?といった視点がメインでコンサルタントのような感覚ももつけれど、今回はまったく「自分が消費者だったら…」という視点がなかった。
なんで、アマゾンで本を買うのか?なんで文房具屋に行かなくなったのか?なぜあのうどん屋でご飯を食べるのか?なんで、なんで…という顧客視点がなかった。
最近はポイントのカードが面倒で持ち歩かなくなったけど、つい先日まではセブンイレブンに行かなかった。理由はEdyが使えないから。それだけ。
お金使うなら、マイルに変えたい。とただ考えていたから。
この辺りの顧客心理も勉強になった。

2009年11月5日木曜日

DeNA 南場智子の話(ベンチャーとは)

アントレプレナーは自分にはないな…と1年次の起業論を受講して思ったけど、折角であるからアントレプレナーとは何ぞや、という回答くらいは自分で持っていたかったので、「ベンチャー経営論」を選択した。
今回は2回目の講義で、株式会社ディー・エヌ・エーの代表取締役である南場智子の話(当時2005年)だった。
2009年の最近の話も聞きたいな、という思いもあるが最近は昔の映像であるからこそ当時の様子が分かって、これはこれでとても勉強になると思った。


南場智子は大学卒業後、マッキンゼーで2年間働きHBSへ留学。卒業後再びマッキンゼーに復帰し、6年後には女性としては3人目のパートナーに就任。3年間のパートナーを経て株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)を設立し、2005年にはわずか6年で東証マザーズに上場させた。

これを見るだけだとさぞかしエリートでバリバリのビジネスウーマンなのかと思いきや、話を聞いているとイメージとはかけ離れていた。
ベンチャーをする上で必要なものは何ですか?マッキンゼー時代に鍛えられた事が役に立っているのですか?
という問いにはこう答えていた。

「マッキンゼー時代には、ロジカルに問題を解決するという手法などをひたすら教え込まれたけど、ベンチャーをする上ではそういう小手先のテクニックなどは役に立たない。それよりも、毎日3時まで死ぬほど働いた経験から身に付いたタフさは役に立っているかな(笑)」
「問題を冷静に分析して解決出来る参謀は山ほどいるんだから、そういう人の助けを貰ってやっていけばいい。ベンチャーをするということは問題解決だけではないと思う。」
「私はロジカルに問題を解決する能力してか持ち合わせていないけど、何故か今まで生き残っている」

最後の質問には、同じくマッキンゼーで南場智子に出会い一緒に立ち上げ現取締役の川田尚吾はこういった。
「南場さんは、一言で言うと誠実なんです。信頼できる。色々動いて、助けを求めてうまくいかないこともあるけれど、最終的にはそういう南場さんを見て信頼できるから皆が付いてきているのだと思う。」

アントレプレナーとは、ベンチャーとは、経営者とは何か?という問題の答えが少し見えたような気がした。

2009年11月2日月曜日

問題解決思考中の自分の頭の中・・・(演習3)

演習1、演習2で作ったチャートやその他の資料を見ながら本質的問題点を一言で言え、という演習。
折角なので、考えながらメモったものをそのまま記録としておく。

まとまりがないけど、これは自分の頭の中…
---quote---
【今までの事実】(⇒は思考回路)
・説明会申込み率や、参加後入学率が高い。
⇒生徒数に繋がっている。
⇒売上に繋がっている。
⇒販管費や人件費は生徒数増加にあまり良い影響を及ぼしていない。
⇒メディア以外の口コミや卒業生の紹介が生徒数を増やす上で重要と考えられる。

・NBSは説明会に参加すれば誰が説明しても70%以上は入学している。
・KBSは説明会に参加しても井村が説明すれば70%入学するが、その他は50%に満たない入学率である。
⇒説明者のレベルの違いがあるとも考えられる。
⇒KBSも全員を井村が説明すれば70%は入学するので、人によって温度差があると考えられる。
⇒従業員の質の違い。
⇒モチベーションに差がある(?)
⇒元々入学意欲のある人がNBSに参加している可能性がある
⇒卒業生、書籍などがポイントになっている。
⇒卒業生は、満足しているから紹介している可能性が高い
⇒書籍は、満足する生徒が多い、または優秀な講師がいるなどで取り上げている可能性がある。

○本質的問題は…?
・生徒数
なぜ少ない?
・申込まない、説明会に参加しても入学しない
なぜ、申込まない?またはなぜNBSは申込む?
・書籍、卒業生が紹介している
なぜ、取り上げる、卒業生が紹介する
・いい講師がいる(?)、卒業生が活躍している(?)
・卒業生は満足して卒業する
・紹介キャンペーンにより何らかのメリットがある(?)

よって…
本質的問題は…
「講師料の差によって生まれる授業の違いにより、生徒の満足度が異なり、良い循環が生まれていないこと。
また、書籍が取り上げるようなビジネススクールとしてのインパクトがないことが考えられる。」

だから

⇒ビジネススクールとしての客観的な特徴や顧客満足度が低い!
---unquote---

これについて質問しているのでその内TAか誰かが返答してくれるはず。

思うようにMECEでツリーが書けない・・・問題解決思考(演習2)

問題解決思考の演習2。この前と同じで2つのビジネススクールの生徒数の違いの原因を探すという演習。
久しぶりだったので頭の回転が遅かったけど、4枚チャートを描いて分析した。
チャート1

チャート2

チャート3

チャート4

ということで、説明会後の入学率が低いのが目立った為、説明の仕方に差があるのではないか、なのでここを改善すべきではないかと考えた。
【解説】
●陥りやすいパターン
 ①比較をするとなると単年で見て時系列で見ないことが多い
 ②MECE(加減乗除)で考えていない
 →たとえば、入学者=資料請求者×請求者入学率 とか
 ③思いつく答えに飛びついてしまう。
●MECEのツリーを書いて考える
 ・入学者=資料請求者×請求者入学率
 ・請求者入学率=請求者説明会申込率×説明会申込者の参加率×説明会参加者の入学率
 →このように分解できる。
 ・資料請求者=メディア経由者(新聞やテレビなど)+非メディア経由者(口コミ、卒業生の紹介とか)
 →こうなる。メディアはお金が掛かるので、金が掛かる方法とそうでない方法という切り口もある。
 ◎メディア費用(内訳)も検討する
 →特に一人当たりの費用を出すと効率(コストパフォーマンス)がわかりやすい。
 ◎一つの案があったら必ずペアが存在する。
 ⇒効果と効率とか、客数と客単価とか、こういうもの。

●よって、説明会参加率、入学率が悪いが、その原因は説明が悪いだけでなく、
 ・講師が悪い為説明会に来ない、来ても魅力がない
 ・口コミが少なくて不安がある
 ・授業料が高い
 など色々なことが考えられる。

【反省】
思いっきり陥りやすいパターン②③にはまった…。
さすがに時系列で見る癖はついているけど、なかなかMECEで考えるということが出来ない。
「必ずペアが存在する」ということに注意していこうと思う。
その他、時間がないからとかいう理由もあって、思いついたものに妙に固執してしまう、もしくは思いついたら次が閃かないという思考形態になっているようで、これにもMECEでツリーを書く必要があった。
時間は恐らくものすごく掛かるけど、この科目は大切だからその他のやることはさっさと済ませて、なるべくこの科目と卒業研究に時間を取れるようにしようと思う。

ケーススタディー(トヨタ)

2週ぶりのケーススタディー。
Peru帰国後、体調不良&仕事多忙であまり議論できずだったけど何とか回答。
解説や大前理論とはかけ離れていた。
取り合えず回答できたことが個人的には良かった。
---quote---
【課題】
あなたがトヨタの豊田章男社長とすれば分離した住宅事業を今後どのような方向に導いていくか?

【回答】
トヨタホームの売上、利益はトヨタ自動車全体の1%にも満たない状況であり、主に事業を行っている国内の住宅市場はマイナス傾向であり見通しが悪い。トヨタ自動車としては本業の自動車に集中する必要がある現在としてはトヨタホームへの追加投資及び事業拡大は考えにくい。
よって、トヨタホームの森岡社長に、トヨタ自動車全体の「財務状況にインパクト」を与え、かつ本業の「自動車とのシナジー」が起こせる事業計画を年内に報告させ、Goサイン及び撤退(売却)の意思決定をする。

*Goサインを出す場合は、追加投資等がほとんどなくかつ、少なくとも売上、利益が全体の3%程度を占めるか、本業の自動車の売上向上に役立つかにより決定する。

【理由】
豊田章男社長であるならば、トヨタ自動車全体の収益から判断する必要があり、直系の豊田一族が立ち上げた事業だからと言って事業を継続させ続けることはナンセンスである。
よって、トヨタホームが、全体の財務状況に与えるインパクトがあるか、またはシナジー効果により本業の収益に影響を及ぼすか、という視点で判断すべきと考える。

トヨタホームの売上、利益はトヨタ自動車全体の1%に満たない(*1)上、国内の住宅産業は着工軒数等から検討するとマイナス傾向であるため見通しが悪い。トヨタ自動車の本社のある愛知県でトヨタホーム売上の3割を占めており、住宅メーカー内で唯一トップの売上を持っているが、社員の紹介によるもの(*2)であり本来の事業としての強さではない。
このような財務状況等から判断すると、今後は本業の自動車の改革をする必要がある為、トヨタホームを継続している意味合いはほとんどないと考えられ、撤退の選択が妥当である。

撤退のオプションとして現在進んでいるミサワとの統合後、ミサワに渡す。または積水ハウスにトヨタホーム単独での売却が、ミサワとの統合後まとめて売却するなどの方法を検討する(その他でも可)。

「継続」のGoサインとして、パナソニックとの共同によるプラグインハイブリッドの「エコハウス」がある。しかしながら、パナソニックとしてはトヨタ以外にも電気自動車があれば技術を売り、プラグインのデファクトスタンダードとなるべく動くはずであるから、トヨタだけの「エコハウス」を立ち上げても行く行くは足かせになる可能性が高い為、Goサインは出しにくい。

また、自動車と住宅の融合で「エコ住宅」によるCO2削減による環境へのインパクトを与えられる可能性もある。
しかしながら、トヨタ自動車の本業は「自動車」であり、世界のトヨタとしてはCO2削減は「自動車」で行い環境へ配慮のインパクトを与えねばならず、構想としては有意義であるが、冒頭に記した「トヨタ全体の財務状況に与えるインパクト」もしくは「本業とのシナジー」には程遠いと考える。

よって、先代の直系が立ち上げた事業ではあるがトヨタホーム社長に上記の通り「事業計画」を提出させ、Go及び撤退の意思決定を行う(撤退が濃厚ではある)。
仮に直系の事業を潰すのか、という反発が生まれたとしても「期間を与えて(権限を与えたトヨタホーム社長に)考えさせたが有効な案はなく撤退は致し方ない」という大義名分も十分にある。

【参考】
(*1) http://www.toyota.co.jp/jp/ir/library/negotiable/2009_3/business.pdf
(*2) 現場検証(足立さん)
(*3) http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091007/biz0910072215019-n1.htm
(*4) http://www.toyota.co.jp/jp/news/09/Apr/nt09_0413.html
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【大前解説】
●トヨタは、一代一事業の流れがあって、織物、自動車と世界一位になった。さて住宅は…これも一位にしないといけない。
●現状としては日本は土地が狭くて高い。
●防火、水周り、建築など規制が多すぎる。
→世界で最も良いものを入れられないようになっている。日本だけだ通る用なルール、試験を作っている。
⇒しかし、トヨタはこの辺をぶち壊せるはず。
●トヨタの強みは…
→CAD-CAM、ジャストインタイム、世界生産、現地調達。
→これを住宅でもやってしまえ。
●リホーム需要はある。築35年は山ほどある。
●世界中の自動車の閉鎖しないといけない工場を利用する。
●テーラーメードで900万円。現地で作ってジャストインタイム。2週間とかで終える。
→コンピューターでシュミレーションする、映像を使って顧客とコミュニケーション。
→住宅は輸入になるから、自動車とバランスが取れる。
●規制はトヨタがまともにやったら吹っ飛ぶ。そのレベルの規制。
●目指せ、世界一の住宅!

【反省点】
自分が豊田章男だったらと考えると、自動車やりたいし、住宅はなぁ…というそもそもの発想であったのでこういう回答になったものと思われる。
まずは、これを世界一位にする、という発想からスターとさせないとメンタルブロックは外せないのかなと思った。
トヨタの強みは何か?ジャストインタイム…などは全く考えていなかった。
今週から再度気合入れなおしてがんばるべし。