2010年1月29日金曜日

イノベーションについて最近思うこと

2年次に突入して、今まで馴染んでいなかった講義を沢山選択しているので少し頭がパンクしそうなので一旦最近思うこととして記録しておこうと思う。

イノベーションを起こす。これは多くの企業がしなければならないことであり、かつ出来ていないこと。毎週のケーススタディーを通じて、色々な改革案を考えているが最近はもっと深い部分を考えるようになっている。
特に大企業の改革について。
これは自分の卒業研究のテーマでもあり、前日教授からコンサルを受けた。そのことも考えるきっかけになった。

よく改革案を提出すると必ずと言っていいほど反対勢力が生まれる。それはそこに利権が絡んでいる為。故にベンチャーの方が改革がし易いのは当然。この反対勢力などは「ある一つの事例」を出し、心理的に訴えてくることが多い。日本のニュース見ていると殆どそうだけど、「年越し派遣村」「漁船の予算削減」とか。
これらは確かに重要な一つの側面で、無視は出来ないけどそればっかり守っていては何も生まれない。
企業に目を向けると、ある事業部がなくなればそこの雇用が減って困るという話や、方針を変えると売上が減る地域などが生まれ猛反発することが考えられる。しかしながら、俯瞰的に捉えると影響が出るのはわずか数%であって、その他はメリットがあるしそもそも企業として社会に貢献するために必要なものは何か?と考えれば必然と答えが出てくると思う。

イノベーションはただ発想しているだけでなく、必ず実行しなければならない。そこには多くの血を見る人が出てくることもまた事実であると思う。しかし、社会的に悪と見なされる必要のない利権などは撤廃していかないと存続すら危ぶまれるし、企業は元々株主のもので顧客ありきで成立していると思う。イノベーションを起こし、改革するには強い信念と周囲を納得させる錦の御旗が必要であると思う。

2010年1月24日日曜日

ケーススタディー(スタートトゥデイ)

今週のケーススタディーは、ZOZOTOWNをしているスタートトゥデイが題材。残念ながら日曜20時まで締め切りというものに間に合わなかったけど、結構議論した(別に回答出さないとダメとかそういうことは無い)。
折角なので考えをまとめておくことにする。

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【課題】
あなたがスタートトゥデイの前澤 友作代表とすれば、1000億円の売り上げを確実にするためにどうするか?

【回答】
リアル店舗を獲得する為、高い時価総額と株価を利用して企業を買収をする。

【理由】
スタートトゥデイはZOZOTOWNを中心としたZOZOREZORTを運営しているネット上のアパレルサイトであり、「カッコいい」を理念に掲げた新興企業である。昨今は順調に右肩成長を遂げ、現在は160億円の売上を上げている。今後、売上に受託販売等を加えた商品取り扱い高を1000億円にするという目標を掲げている。
今回のお題である、売上高1000億円達成というもののギャップはかなり大きい。
現在のアパレル市場の内ネット上での売上を全て足しても1000億円には届いていない為、既存のビジネスモデルで会員数、客単価を増やしても達成はほぼ不可能と考えられる。

現在のところ売上1000億円を達成しているアパレルはリアル店舗を持つ企業となっている。しかしながら、リアル店舗はやや利益が低く、時価総額・株価は低い。
一方、現在のスタートトゥデイの時価総額は620億円であり他のメーカーに比べて倍以上の高さがあり、株価は右肩上がりで伸長している。

よって、今現在のチャンスを利用する為に高い時価総額・株価を利用しリアル店舗を持つ企業(ユナイテッドアローズ、ニッセンとか)の買収を行い一気に1000億円の売上まで伸長させる。
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【大前解説】
・順調に伸長して、自社販売に加えて受託販売を手掛けている。
・近年は商品取扱高のうち受託販売の伸長率が著しいが、各セレクトショップはE‐コマースが下手だからこれらをスタートゥデイに委託している状態。
・受託販売は手数料しか取れないので,トータルの商品取扱高219億円に対して売上額は107億円と小さくなる。
・通販全体で売上1000億円を超えているのはアマゾンなどの7社のみで総合通販である。
・ネットのみではアマゾンが突出しているが、大半はネット以外(カタログとか)の媒体が主流になっている。
・アパレルのネット市場は1000億に達していない可能性もある。
・スタートトゥデイの利益率と時価増額は大手総合通販と比較するととても高い。

よって
・同業種の買収(ニッセンとかブランディングとか)
・また丸井は売上4474億円に対して、ネット販売は190億円しかため、ターゲット顧客も類似していることからネットの支援を行う。
→これらで1000億円は見えてくる。

【反省】
今回は反省というよりもロジカルに考えれたと思う。買収を仕掛けるのは当然と思った。
一方でネット販売を支援するために丸井にアプローチは思わなかった。まだまだ幅広くニュースや企業に触れておく必要があると思う。でないと色々思い浮かばない。

2010年1月22日金曜日

生保の儲け方

先週のケーススタディーでやったライフネットを通じて今まで理解していなかった生保の儲け方について書いておこうと思う。

生保のイメージは良く分からない、恐らく騙されているだろう、という印象を持っていた。ライフネットはそこの隠されていた原価を明確に示したことで保険業界に風穴を開けた。今回はさらにその中身について学んだ。

まず、生命保険の保険料は通常の対面販売であろうがネットであろうが「保険料支払いの原資」に当たる「純保険料」は確率(○○歳の方が○○年後に亡くなる率とか)などで計算しているのでほぼ一定。異なるのは販売経費や利益に当たる「付加保険料」。実際にこの「付加保険料」は対面販売とネットで5倍の差がある。

■保険料の仕組み
・「純保険料」+「付加保険料」
*純保険料 :保険料支払いの原資
*付加保険料:販売経費、利益(営業員の報酬や代理店の手数料とか)

■定期保険、30歳、死亡3000万円、期間10年、月払い
         純保険+付加保険料=保険料
・SBIアクサ  :2,669円+ 781円  =3,450円(ネット)
・ライフネット :2,669円+ 815円  =3,484円(ネット)
・損保ジャパン:2,669円+2,788円 =5,457円(通販)
・日本生命  :2,669円+3,991円 =6,660円(対面)
・明治安田  :2,669円+4,321円  =6,990円(対面)

と明らかに価格の差がある。

さらにここから生保の利益の出し方に驚くが、3つの嘘によって利益を出しているようだ。
①費差益
 →事業費の予定額と実際の額の差。これは小さいから利益に占める割合は小さい。
②利差益
 →運用益の予定と実際の差。最近は株価低迷でマイナスになっている。
③死差益(危険差益)
 →保険の支払い予定額と実際の差。利益の源泉

これの内もっとも悪質極まりないのが③の死差益である様子。
保険料は上でも書いたけれど、確率(○○歳の方が○○歳で亡くなる率とか)によって決められ、この確率のライフテーブルに則って保険料が決まっている。しかしながら、生保が使用しているライフテーブルはもう何10年も前のものを使っていて、実際は平均寿命はどんどん長くなっているから辻褄が合わない。要するに何10年も前のライフテーブルを用いることによって亡くなる確率は高まる(平均寿命は今より短い)ことになるから保険料も高く出来る。更に保険料を受ける(顧客が支払う)期間は延長し、保険料の支払い(顧客に払う)は後回しに出来る。
この差を利用して利益を出しているようだ。
通りで保険のおばちゃんは儲かっているし、トップセールスの人は何千万~億円まで稼いでいるひともいると言うし。

実際はこう。
■生保の三利源(基礎利益)の内訳(2009年3月期、億円)

      費差益 死差益 利差益
・日本生命:1,100 +4,700 ‐400
・第一生命: 435 +3,822 ‐649
・明治安田: 719 +3,262 ‐688

これは付加保険料の差よりも、特にライフテーブルを何10年も前のものを使用しているという点は正直頂けない。なぜこんなことがまかり通っていて、金融監督当局が許しているのか不明だが、理由はかなり簡単。
生保が国債を買ってくれるから。
ご存知日本は借金大国で支払える見込みが全くないのに国債を発行して、将来から借金をして国家予算に回している。なので、国債が売れなくなると国が運営出来なくなる。個人国債の売りが減っていても法人国債が売れているのは、銀行と生保などに国債を買うように圧力が掛かっているためだそうだ。
そんな理由で、ライフテーブルは何10年前のものでも良いみたい。。。

ライフネットはこれを全てやめて自信を持って売る!ということを信条にされているのでかなり好感が持てたが、もしかしたらライフテーブルは他社と同じものを利用しているのかもしれない。これは裏が取れなかった・・・。そうだとすると業界全体の体質なのかもしれないかな。

個人的には今まで知りたいけれど良く分からなかった生保の儲け方が理解出来たので、対策が打てるようになった。そしてライフネットはとても良い会社だと思う。あとは本当にメジャーになるにはどうするのか、IPOするのか、とかじっくり見ていきたい。

2010年1月18日月曜日

ケーススタディー(ライフネット)

今週はライフネットが題材だった。経営は悪くないけれど創業2年目のベンチャーをどうやって一気にメジャーにするか、ということ。個人的に出口さんだったらまだじっくりやりたいけれど、一気にメジャー化する方法を知っていて経営するのと知らずに経営するのでは意味合いが違うから、大前解説はとてもよかった。
今週は色々議論に参加したので楽しかった。

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【課題】
あなたがライフネット生命の出口治明社長とすれば、今後いかにしてメジャーの地位を確立するか?

【回答】
立ち上げたベンチャー企業である「ライフネット」という名を世に知らしめるため、
①マネックスと提携して第3者からの推薦を頂く(ファイナンシャルアドバイスの際に勧めてもらう)
②新興市場へ参入を検討する


【理由】
ライフネットは、出口社長(62歳)とHBS帰りの岩瀬副社長(32歳)によって創設されたベンチャー企業のネットによる生命保険会社である(現在2年目)。出口社長とすれば最後の大仕事として、若い才能である岩瀬氏と組んで大いに暴れたいところと考えられる。

保険業界としては初めて原価を公表し、低価格でシンプルな透明性のある保険を販売すべく全てインターネットで顧客に選ばせるように促し事業を行っている。現在の業績は、大幅な赤字ではあるが、契約件数は右肩上がりで順調に伸長している(*1)。

従来からの大手の保険会社と比べると契約件数などは比べ物にならず、知名度もまだまだ低い、今後メジャーになるためのこれからの戦略を考えたい。

生命保険の多くはセールスレディーや企業での一括加入によって大型の契約をして軒数を稼ぐスタイルを取っているが、そのような中ライフネットは、プロが選ぶ自分が入りたい保険第1位に選ばれている(*2)。よって、商品は良いものを持っている為知名度を広げ、かつ第3者からの推薦により信用が得られれば計約件数を大幅に飛躍させることが出来ると考えられる。

よって、現在大株主(20%強取得)であるマネックスと組み、マネックスが顧客に対するファイナンシャルのアドバイスをする際に保険の切り替えをする一つの手をしてライフネットを紹介してもらえるように働きかける。マネックスとしても大株主であるため株価の上昇はメリットがある(*3*4)。
知名度は従来の通りに、セミナー、雑誌、ブログパーツなどを活用しコストは抑えたい。

また、今後更なる拡大のためにはライフネットのターゲット顧客である中流階級かつ若者が沢山いる中国などの新興国への進出も行いたい。
中国市場は欧米企業がすでに進出してはいるものの対象は富裕層であり、ターゲット顧客は手つかずの状態と考えられる。今後は益々ネットの普及が進むため、これらのターゲットを狙った進出は大いに行いたい(*5)。
この場合は、出口社長は日本で、海外に関してはバックグラウンド等を考えると岩瀬副社長に全面的に任せたいと考える。

立ち上げ間もないベンチャーを成功させるためまずは「ライフネット」という名を世に知らしめるため、上記のような方式で更なる飛躍を目指したい。

【参考】
(*1) http://www.lifenet-seimei.co.jp/newsrelease/2010/2213.html?cid=NEWS&m=M74&t=T100107&cl=CL1&lp=OR190
(*2) http://www.lifenet-seimei.co.jp/media_history/index.html
(*3) クラスメイト発言
(*4) クラスメイト発言
(*5) http://www.lifenet-seimei.co.jp/deguchi_watch/2008/08/post_13.html
(参考) http://www.president.co.jp/pre/special/interview/6482/
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【大前解説】
・ライフネットはまともな会社。ほかはインチキ会社。
・大手生保はセールスがうまいこと契約を組んで、法人を一気に抱え込んでいる。
・そして、顧客(日本人)は知識が無いから騙されている。そういうところを変えたいのがライフネット。
・立ち上がったばかりだけど契約数、認知度、利益、保険収入共に大手とは比べられるものではない(小さい)
・ネットの強み
 コスト競争力が高い(営業マン、店舗がない)
 手数料が安い
・ネットの弱み
 顧客ターゲットが小さい
 大手がネットに進出したら有意性がなくなる
 法人顧客が取れない

・参考までに、ネット専業銀行(セブン銀行とか)がメジャーになった事例はない
・ちなみに、ネット専業証券(松井、SBIとか)もメジャーになった事例はない(口座は右肩上がりだけど預かり資産は野村と60倍近く差がある。
ということで…
・メジャー化するには、日本生命、第一生命に追いつけ追い越せはほぼ不可能。
・となれば、ネット専業の総合金融化をもくろんでメジャー化する方法はある
・株主構成を見ると、マネックスグループが筆耕株主で松本大氏が社長。これを利用する。
よって
・マネックスグループの一員となって、生保はライフネットが行い、証券はマネックス証券。
・マネックスを利用すればメジャー化も夢ではない。

【反省】
株主構成からマネックスの利用という点は考えたけど、グループに入るのは個人的に嫌だったので考えていなかった。グループの一員となるというのも柔軟に発想できればと思った。
久々に楽しく出来た気がする。

2010年1月17日日曜日

PSA§2 導入編

「問題解決思考」内のPSA講座で、今回から実例を元に考えることになった。その前に導入。VAIOを事例に取り上げて事業戦略課題についてやったけど、VAIOがどうのこうのというよりも考え方の進め方なので、もう一度振り返ることにした。
やったのは11月末頃なので2か月以上放置してしまった…。

まず「事業戦略」とは何かということだが、これは所謂企業の執行役のレベルが考えるもので、たとえばスーパーの店長とか○○部長が考えるレベルはミドルマネジメントと考えられる。それよりも一つ上の執行役のレベルだとミドルマネージャーが変えることの出来ない事業の原点を変えたり、ビジネスモデルと変えたり出来る。これは楽しそうだ。

そこで基本的に使う手法は、以下の3つでこれらを軸に考えていく(これらは3種の神器として使いこなす)。
①プロフィットツリー
②顧客と提供価値
③ビジネスシステムと7S

たとえば、プロフィットツリーで分解して利益が出ていない、と判断したらそれを3Cで考えてみる、とか。
それで、SWOT分析やPPMなどで自社の強み(競合にない強み)を把握する。
そして、提供価値を継続的に生み出す仕組みを考える為に、ビジネスの機能別に課題を分析するのが「ビジネスシステム」で、人や組織についての分析が「7S」と繋がる。

ちなみに、他社がまねてすぐに追いつかれてしまうのは意味がないので、戦略とは言えない。持続性が大切。
この辺りは会社で「私の戦略として~」と発表する人いるけど皆マネできちゃうから意味合いが違うんだろうな。ま、会社の発表は執行レベルでもなく現場レベルであるが…。

上記簡単に書いたけど、実行するのはとても難しい。
途中で嫌になってくる。問題解決者になるのはある意味ロジカルに考え続けるという「気合い・根性」が必要と思った。


最後にVAIOは、従来のPCやマックにない「ライフスタイルの提供」というものをコンセプトにして売り出して成功したようです。今はSONY神話が崩れてしまって「It's a SONY」と言われても、あれもこれもSONYとなってしまって上手くいってない。
なのでケースを覚えても意味が無いので考え方を学んでいこうと思う。

反省中

年が明けて仕事始めに大学・会社・BBTとお世話になっている先輩に新年の挨拶にこう言った。

「今年は大学院卒業できるのでMBAホルダーになれそうです(笑)。」

そしたら、

「MBAホルダーなんて肩書きは糞の役にも立たないので、ちゃんと実力付けられるようにがんばれ。」

いきなり恥ずかしくなり、大いに反省しました。
心のどこかで調子乗っていたのかも。。

去年1年で成長は感じたけど、まだ人並みにも追い付いていないし、何も成し遂げたわけじゃない。
卒業研究の1回目のまとめ(事業計画)を作成して提出したけれど、何か小さく纏まってしまって果たしてこれで良いものなのか(25日に教授からコンサルを受ける)、実力付いていないのか…と考えた。

そもそも入学時点で周囲を納得させる肩書きは必要と思っていたけど、海外留学するわけじゃないからBBT卒業なんて何の役にも立たない。多少社内的には意味のあるものだけど、今のところ起業しようと思っている訳でもないので、卒業云々よりも実力付けることのほうが重要であることを少し忘れていた様です。
いや、頭では理解して覚えていたけど、心のどこかで油断していた。。

今までクラスの方の発言は理解出来ないしレベルの高さを感じたけど最近は物足りなさも感じることは確か。苦手な分野とかでは分からないこともあるけれど、感覚的にはどこが分からないかが分かると思うので付いていけてる。

なので実力が付いていないからダメダメとか、そういうものではないけれど、クラスのレベルが全てじゃないからもっと色々な人と話さないと更なるレベルアップは出来ない。そこを分かっていながら今のレベルに安住していたみたいです。

ということで反省して2週間近くたって漸く整理がつきました。


今年は更なるπ型人間になるべく調子に乗らないように、油断しないようにしていこうと思います。
苦手分野埋めていかないと…。
やること一杯な2010年です。

2010年1月16日土曜日

ケーススタディー(日本ガイシ)

更新途切れてました・・・。

年末~年始にかけてのケーススタディー。

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【課題】
あながた日本ガイシの松下 雋社長とすれば、どのような長期世界戦略を描いて退任するか?

【回答】
電力事業のNAS電池を用いてエネルギー関連の環境問題を掲げて東京電力や海外メーカーと提携しながら世界展開をしていく。

【理由】
日本ガイシは電力、セラミック、エレクトロニクス、エンジニアリングの事業があり、現在はセラミックが売上に占める割合が大きく利益も大きい。しかしながら、近年の景気悪化に伴い自動車の需要減や排ガス規制の見送り、予想以上のハイブリッド車の普及により09年度は一気に業績が落ち込んだ。今後同市場はの回復には3~4年掛かると想定されている上、石油に代わる代替エネルギーなども登場する為、セラミック事業に頼るわけにもいかないと考えらえる。
また地域別の売上は日本が過半数を占めており海外展開が遅れているように見える。

日本ガイシの強みは、世界で唯一NAS電池を量産していることであるNAS電池は「電池は貯められない」という常識を覆した製品であり、省エネに活用できることからエネルギー関連の環境ビジネス(スマートグリッドなど)として有効に活用出来そうである。

早速ではあるが、NAS電池はアブダビで650億円の受注(100億との説もある)、フランスでもインド洋にNAS電池を用いた設備に着手した。当製品は世界的に見ても次世代を担う期待の大きな製品と言える。

よって現在は海外の販売額が少なく展開が遅れている為、他のメーカー等と提携をしながらNAS電池を世界中に売りたい。

環境問題という点では重電業界内にも東京電力などは原発に着手しており、NAS電池との相性はよいとされているため海外の販売網を活用したい。また上記起債の通りアブダビやヨーロッパなどを拠点をし、最終的には碍子市場の大きな中国にまで展開出来るよう事業展開を図りたい。
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【大前解説】
・NASを含めて良い技術を持っている。
・やや手を広すぎて全体最適化のためこれといった特徴を示せていないものばかり。
・良いもの持っているのに上手くいっていないのは経営が下手なだけ。
よって
・ホールディングカンパニーに変えて、すべてバラバラの会社にしてしまう。
・そうすれば、世界唯一のNAS電池を持つ独立した電気事業の会社に金が集まってくる。
・時価総額は今数千億円くらいだけどNASの会社は一兆円を超える時価総額になれる。

【反省・私見】
へ~、そんな方法があるのか!という感じでした。
まるでSMAPで売るよりも中居くんで売った方がCM料金が高いのと一緒だね。同じこと言ったら大前さんから「まぁな。そんな感じで発想できる。」と言われました。

バラバラにするのはどちらかというと負債事業を切り売りする際の方法かと思ったけど、競争力を付ける為にバラバラにする、という方法もあるようだ。

2010年1月4日月曜日

二本松語録

ただ今、実家で川高同窓会名簿が送られてきて1年生のときの尊敬すべき担任の先生から送られた言葉を思い出したので忘れないようにメモ。
ちなみにぱHP除いてみたらパワーアップしてた~。
びっくり、昔はだいぶしょぼかったのに・・・(↓)
http://www.kawagoe-h.spec.ed.jp/

ちなみに担任の先生は、川高卒業後世界中を放浪して求めるものを見つけられなかったので比叡山延暦寺(京都)で何のコネもなく一人向かって1年間修行。その後柔道が好きだったので指導がしたいという思いと、両親から「30歳までに勝負をつけろ」と言われたこともあって早稲田の3年次に編入して、巡り巡って母校の教壇に立ったという異端児。
かなり懐の深い人物でした。
強面で一回頭を坊主にしたときは、完全にどちらの方ですか?といった状態で銀行に入ったときに警備員がずーっと睨んで警戒していたらしい。後日「最近こんなショッキングな出来事がありました。」と本人が話して皆爆笑。
そんなひとから送られた言葉。字が汚いから殆ど読めなかったけどね・・・保険体育の先生だから、まぁいいか。
黒板にGTOなみに「二本松語録」と書き出した・・・。


<二本松語録>
人生を成功させるために必要な5つの要素
①強い肉体
②強い精神
③高い知性
④楽観的思考
⑤慈悲の心

(解説)
○信長は①②③が完璧だったけど、④⑤がなかったのでやられちゃった。
○秀吉は唯一③がなかった。もう少しだった。
○家康は全て揃っていた。だから成功した。


ちなみに最初に①②と続けて書いたときは皆笑ってたけど、だんだんしーんと聞き入っちゃってる感じが良かったな。
「先生は今、どのレベルですか?」
という問いには
「私はこれからです。①②は自身あります。」
みたいな感じだった。やはり大物。

皆、あんまり覚えていないみたいだけど何か鮮明に思えているんだよなぁ(上の語録は脳の隅っこに行ってたけど)。

2010年1月2日土曜日

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。
26日から31日までシンガポール&インドネシアに行ってあっという間に2010年になりました。

2010年は公私ともども色々な年になりそう。
盛りだくさんですが一つ一つ乗り越えて無事に一年を終了したいと思います。

取り合えず、来週までの大前試験と卒研の中間提出とあっていきなり山場。
すーひー君はSingaporeで頑張っているし、tomokoleaさんも受験勉強頑張っているし、僕よりも忙しいはずなので負けないように(ついて行けるように)やっていきたいと思います。


今年のおみくじは「吉」。
「真面目にやればうまく行くけど、適当にすると問題が発生する」みたいな内容でした。
まさに今の自分にぴったり。

今年も一年宜しくお願いします。