2010年6月20日日曜日

ケーススタディー(JVCケンウッド)

先週のケーススタディー。
一旦参加が途絶えつつあったので、気合いで回答。じっくりロジカルとは言えないお粗末な回答だけど…。

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【回答】
あなたがJVCケンウッドの河原春郎CEOとすれば、いかなるサバイバル戦略を描くか?

【回答】
事業毎に分け、それぞれ売却及び精算する。

【理由】
JVCケンウッドは、統合したもの全くシナジー効果が発揮できず、時価総額は統合前の半分になっている。
業績はコミュニケーションが黒字であるが、その他は軒並み赤字であり、リストラ云々で改善できるものではないと考えられる。
特徴といえばビデオカメラが国内でシェア2位であること、ケンウッド、ビクターという知名度であるが、ビデオカメラですら利益を出せておらず、なおかつ国際競争力という観点からはあるとは言い難い。市場がシュリンクしていく日本でのシェア2位で今後生き残ることは難しいと考える。知名度に関しても同様で、ブランド力においては国内ですら30位にも入っていない。

よって、今後様々なリストラや事業向上の戦略を立てても泥沼にはまる可能性が高いと判断し、売却できる事業は売却し、他の事業は精算したいと考える。
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【大前解説】
・ダメな会社2つくっつけてもやっぱりダメ。
・そもそも統合が間違いだった。(軽い期待で統合している感がある)
・唯一プラスの価値を持っているのはビデオカメラだけ。
・後のディスプレイ、エンタメ、業務用などは清算するしかない。
・カーナビは以前頑張ってボリュームあるけれど、パナソニックが必死になるだろうし、市場もこれ以上伸びないから難しい。
よって
・プラス価値のあるビデオカメラを、サムソンに売る。
・サムソンはソニーと戦っていて、JVCケンウッドのビデオカメラはほしいはず。
・もし売却が不可であれば、パナソニック、キャノンなどのOEMになって全部自分が作ると交渉する。
・これは余り利益は出ないだろうがボリュームが今の3倍になり何とか食っていける形になるので交渉の価値はある。
・カーナビは、パナソニックと統合するという案もあるが、やっぱりダメな会社2つくっつけてもダメなのでやめといた方が良い。
・その他は綺麗に清算する。
・今回のケースは、“反省”が多い内容だった。

【まとめ、反省】
回答にしっかりまとめていないのが大いに反省だけど、これらは撤退した方が良いという考えは同じだった。あとはどこに売るか、とかどれを売るか、とかは全く出来ていなかったのでしっかり考えないといけない。
取り合えず、ハードな中何とか回答を出したので今回は良しとする。

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