2009年8月17日月曜日

ケーススタディー(Jフロントリテイリング)

一週前のケーススタディー。
他の試験が重なって、回答を提出した人が9人だった…。

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【課題】
あなたがJ.フロントリテイリングの奥田務社長兼CEOとすれば合併効果が一向に上がっていない現状をどのように改善するか?

【回答】
メーカーなどと提携して大丸バージョン、松坂屋バージョンのオリジナル商品を開発し、Jフロントの特徴を示しながら収益の一端を担わせる。

【理由】
百貨店は、軒並み売上・利益が対前年割れの状態であり、J・フロントも急激に業績が悪化している。消費の低迷から高級品を扱う百貨店離れが加速しているが、特にJ・フロントは他の百貨店と比べて特徴がなく、規模の大きさだけでは戦える状態ではない。
合併におけるシステム等の統合は他社と比べて進んではいるものの、業績向上、イメージ向上のシナジーが出せていない。

他社と異なる商品ラインナップを持つために、テナント店の支払い分率を低下させて、品揃えを増やすことも可能であるが、駅ビルなどの後追いになる為得策ではない。また立地を生かしたディベロッパー的業務も可能であるが、百貨店の人気が低い状態では勝算が少ない。

J・フロントは、テナントとPBは8:2の割合となっており、テナント商品の売上が悪く収益の足を引っ張っている。よって高収益を目指し、何らかの特徴を示すには、PB商品の開発を行う必要がある。

顧客のターゲット、商品のコンセプトを明確にして、衣類だけに限らず開発が可能なオリジナル商品を賛同してくれるメーカーと協力しながら開発したい。

【参考】
http://www.bbt757.com/svlAirCampus/mes/15139/392 (根本さん)
図1(松村作成)
http://www.bbt757.com/svlAirCampus/mes/15139/383 (林祐介さん)

図1

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【大前回答】
銀座の松坂屋は立地が最高なのに客がいない。もったいない。あそこは立地を生かして25%の賃貸をもらってビジネスモデルを変えてしまう。銀座の街に並んでいるブランド店などを呼んで、縦に並べてしまうイメージ。

【反省点】
・雑誌や記事をまとめて独自の表(図1)を作成した分析方法に関してはTAの方よりおほめの言葉を頂けたが、問題の本質であるKFSには届いていない。
・テナントになるのは、人気がないので無理という結論を出したが、地図で確認すると立地は良いことに気づいた。実際に百貨店に足を運んだことも、地図上で何処にあるかも確認していなかったためイメージが沸きにくかった。

【その後】
ちなみに松坂屋(銀座)に行ってみたけど、確かにしょぼかった…。あれでは客が来ない。
近くの松屋は外観もきれいで、客足もあった。
立地は良いのに…という大前研一の話が気になったが、実際は百貨店としては余り良くないみたいです。低価格の商品を扱っているゾーンに位置しているので、高級品を買い求める顧客の流れは反対側に行ってしまいます…。おみかんさんに聞きました。



やっぱり、現場に足を運んで直接目で見て、話を聞かないと良い結論は出せないと思った。

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