2009年6月11日木曜日

ビジネスコミュニケーション講座

ロジカルシンキング講座を終えて、ビジネスコミュニケーションについて学んだが、ある意味これはマスターしていないと問題解決を行ったり、周囲を巻き込むということは絶対的に不可能であると感じた。
頭で考えて、素晴らしい内容であっても話せなければ、伝わらなければ意味がないという。

出てくる概念は単純に3つ。
・Objective
・Audience
・Message
理論は、自分のObjectiveとAudienceとの間にあるGapを埋めるためのMessageを伝えるということ。

講義の中で、刺激を受けたことばとしては、
「プレゼンテーションにおいては、自分が分析した愛着のあるスライドを示したい気持ちはわかるが、それがAudienceとのGapを埋めることに繋がるMessageかどうかは別問題。」
言われれば当たり前であるが、こうも簡単に言われると全然出来ていない自分に気付かされた。

仕事がらプレゼンはよく行うが、この愛着のあるスライドを中心にストーリーを組み立てていることがとても多かった。また上司に対して面談を含めて根拠を示す時なども、自分の活動の自信のある部分や愛着のある仕事に対して説明をすることが多く、Gapを埋めるMessageかどうかと言われると、正に「?」である。

日常生活でも、この考えは十分に応用できる。
たとえば駅に道を聞く時。「たしかこの道を真っすぐ行ったところにあるコンビニ(確かローソン)を左に曲がったら駅だったよな・・・」と考え、道行く人に「この道まっすぐ行ったらローソンありますよね?」と聞いてしまうと、大きなGapが存在した場合は変なやり取りになる。
「コンビニだったら反対側へ行って・・・」「いや、ローソンだったかな?セブンイレブンだと思いますよ。」など、自分のObjectiveは全く果たせられない会話になってしまう。
正確に自分のObjectiveを満たし、AudienceとのGapを埋めるMassegeを伝えないといけない。

日常生活でもこんなレベルのことが起こるのだから、ビジネス、特に他業種、他国の人とのコミュニケーションを行う場合は、この論理を念頭において行う必要があると感じた。あうんの呼吸が成立するのは限られた範囲だけ。一朝一夕ではこれもまた身につかないが、常に意識してみようと思う。

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