2009年6月22日月曜日

So,Hey Boy ,Do It , Do It , Do It...

我が友の日本代表がめでたく来年からMBA留学することとなった。
それで、講義を通じて得た内容を踏まえて、エラそうに今のうちに読んでおいたほうが良いよ、という本を3つ紹介したい。

と、その前に、一言。
そもそもMBAは、資格でないので何の効力もない。持っているだけでは意味がなく使いこなして初めて意味がある(と思う)。ということだから、卒業しても何にもならない(もちろん凄いけど)。
卒業してビジネスをして、稼いで、自己投資分をペイ出来たらとりあえず第一段階成功という感じだろうか。
そして、MBAは何も世界最高峰とかいうものでもないくて、単なる「ビジネスの共通言語」を学ぶためのもの。グローバル化が加速するにつれ、海外とのやり取りが今後益々増えると予想されるが、海外と取引をする場合、大体海外の人はMBAホルダーであることが多いので、こっちもMBAホルダーか、そのことを知っていないと話にならない。なので今後持っていて当然となるかもしれない。

ということが大前提だけど、海外留学すればそれだけ人脈が広がって、多様性が増すので、これはかけがえのない財産。お金を払っても得られないほどの価値がある(と思う)
うらやましい限りだ・・・。

ということで、より充実したキャンパスライフを過ごすために、この辺は知っておいたほうがよい、もしくは、しらないと置いていかれちゃうところを実体験を元に以下に纏めて、3冊推薦しておきたい。


①『ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務 (光文社新書) (新書)


まずは、何といってもファイナンス。
投資するにあたって企業や事業の現在価値がわからないと話にならない。
特に、日本では資産運用に関して最近、日本版401Kが出来たけど、気にしている人を見たことがない。ところが、特にアメリカでは資産は運用する(決して原稿に預けるものではない)ものであるらしいので、ファイナンスの勘は磨かれているらしい。
何も知らずに、去年の12月にファイナンスの講義が始まって、最終的には無事に通ったが、クラスメイトのほとんどが落としたらしい。そして今再履修中だとか・・・。
そん時に、クラスメイトでとある会社の経営企画室の方に勧められたのがこの本。


かなり優しく書いてあるけれど、本質は付いているように見えるし、本当にざっくりわかる。
あとは実際の講義でじっくりやれば、心配なし。
その他『道具としてのファイナンス』『マネー力』もおススメ。


②『ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書) (新書)
梅田望夫の名作。

ITに強いというのは、Word、Power Pointを使いこなせることではない。PCが壊れたときに直せることでもない。ネットを利用できるというのは、Mailが出来るとか、検索できるということではない。
インターネット(WEB)の性質を理解して、あちら側(WEB側)とこちら側(実体経済)を上手に行き来してビジネス出来るということが「ITが強い」「ITを使える」というのだと思う。
グーグルがなぜ、在庫も抱えずに実体が不明なままで、あそこまで時価総額を高めてしまえる理由がそこに書いてある。
これは理解しておく必要があると思う。(未だに消化しきれていないけれど)




③『ハーバードMBA留学記』の第5章



言わずと知れた本ですが、この中の第5章に、ファンド関係の内容が書かれている。
アメリカでの内容が元みたいだけど、昨今のEUのヘッジファンドによるECBの慌てぶりを見たら、世界共通であると思う。経済を知る上でもヘッジファンドに触れておく必要があるので、岩瀬さんの解説付きだから、すーっと読める気がする(俺ももう一度読んでおこう)。
ちなみに、アメリカのMBAの就職先に第1位がヘッジファンド(推定初年収4000万円)。第2がモルスタとかGSなどの証券会社(推定初年収2500万円)。続いてマッキンゼーなどのコンサル(推定初年収1800万円~2000万円)。
今は金融危機でヘッジファンドが大コケしているので、就職先がなくて困っているようだが・・・。


こんな感じで、ファイナンス、IT、経済から1冊づつ、計3冊紹介してみた。
マーケティングとか、組織とかアントレプレナーとかは、恐らく講義を中心にクラスメイトとのディスカッションでとてつもないくらい知識が思考が得られると思う。しかし、この3点は、土台が出来ていないと話が理解できないという悲しい結末になりかねない。ということで、この3点を勧めてみた。
これに加えて恐らく海外は、あうんの呼吸がないから、より一層のロジックが必要になるんだと考えられる。
が、たぶん大丈夫。

更に、我ながらエラそうにMBAについても語ったが、自分自身試行錯誤中。
MBAを取ってからが勝負。消化不慮になってもどんどん進むべし。「今があるのはあの時があるから」のあの時になればよい。MBAを学んでいるときが人生のピークでは悲しすぎる。
卒業後の飛翔が重要だ!(これは自分に言い聞かせている)

役に立てば、幸いである。

So, Hey Boy,Do it !!

4 件のコメント:

tomokolea さんのコメント...

全部持ってる(笑)
初めて『ざっくり分かるファイナンス』を読んだときは感動したなぁ。。

ハーバードMBA留学記は最近文庫本も出たけど、個人的にはこっちのオリジナルのバージョンが好き!

mushimaru さんのコメント...

さすが!参った(-0-)/~

123 さんのコメント...
このコメントはブログの管理者によって削除されました。
Hacci さんのコメント...

コメント投稿リトライ!

ナイスなタイトルに知的な内容に、どうもです!
ついつい遊び癖(旅癖?)で本に手が伸びない俺だけど、頑張ってよませてもらうぞ!