2009年7月6日月曜日

CSRは奥が深い(Brand buildingの一環にCSRがある)

マーケティングの科目と並行して、Brand Buildingも選択してみた。
その中で21世紀のBrandにはCSRが背景として必要である、とかなり強調していたのが印象深かった。
確かに沢山不祥事が出ているので、消費者も企業を見る目が変わっているのは確かに実感できる。アメリカのCSR協会によると、消費者の80%が企業名をチェックし、CSRを行っているかで購買を決定するとか。少し強調し過ぎだろうと思うが、多くの人が注目しているのは数字でも裏付けられたみたい。

具体的にどういうCSRが必要かと言うとこれからは「地域社会の発展に貢献する」ことがKeyになりそう。”Community involvement”を繰り返していた。担当教授の佐藤玖美は英語がどんどん入ってくるのでちょっと大変。やたら発音が良いと思ったら、どうやらアメリカ国籍だそうだ。日本の学校に行ったことがないとか言ってた。。。

話は戻って、日本の経営者のCSRにの意識調査(御社のCSRはどのようなものですか?)で上位に入ってくるのは、
「法令を順守する」「より良いサービスをする」が1位2位。
悲しいかな3位にようやく「地球環境の保護に貢献する事」が来た。しかしながら、中身は大したことない。たとえば鉄鋼だったら無駄な廃棄物を出さないようにするとか、エネルギー系であったら有害物質を出さないとか。。
これって、法令遵守と変わらないなと、思った。
やるんであれば、環境保護に力を入れているNGO団体を応援するとか、スタバ(CSRも有名)だったらブラジル、コロンビアで豆を取るときに、地域に貧しい村々で井戸とか掘っちゃってる。
この辺は見習うべきなんだなと感じた。

ちなみに、学生時代に環境問題を勉強して、もう時期日本から撤退する少年Aによると、企業の活動自体が環境保護になるようでないとダメだ!とオーストラリアのシドニーを歩いているときに言われた気がする。探すと今のところ、マラリア防止の蚊帳を低価格で販売しながら、環境・貧困問題を解決してビジネスも成り立たせることくらいか()。

とにかくCSRは奥が深い。

1 件のコメント:

Procrastinating 少年A さんのコメント...

日本においてCSRはこれからもっと注目されていくんじゃないかなぁ。というかそうあって欲しいと思ってます。もちろん、企業は営利を追求する以上、企業活動のすべてが必ずしも社会貢献につながる必要はないのかもしれないけど、実際に欧州など海外ではCSRという概念が何年も前からあるらしいね。6年前にスウェーデンの企業を5~6箇所訪問した時に感銘を受けたのは、それぞれの会社が「ウチはこれだけ環境にやさしい活動をしてるんです!」と胸を張ってプレゼンしていたこと。一般市民の環境問題に対する意識が高いからこそ企業もステークホルダーとして環境への配慮を迫られているのかも。その点、日本はまだ欧州のような域に達していないし、そう簡単にわれわれ一般市民の意識は変わらないけど(教育が必要だから…)、アメリカも漸く環境問題に対して動き始めたし、持続可能性(国際機関で頻出するSustainabilityとかSustainable Developmentってやつ)をもっと全面的におし出していく企業がWin Win関係をあちこちで築いていく…そうなって欲しいなぁと平和ボケした考えを少年は抱いてます。実際、MBAでも最近そこらへんの領域に突っ込んで活動している人も増えてきてるみたい(コンサルが多いのかな?)