2009年7月27日月曜日

ケーススタディー(ロッテ)

毎週お題が取り上げられてケーススタディーを行っている。週によって個人的な取り組み量が異なるけれど、頭をフル回転して取り組んでいる科目であることは間違いない。全くわからないこともある。以前の三井トラストとかは事実の理解だけで終わった…。けどかなり知識は得た。

1週間考えて、ディスカッションして、回答を出して、日曜日に大前さんの解説(考え)を聞く、という流れ。大前解説(考え)が100%正しい訳ではないけど、その解説を聞いていると、考えが同じ時、同じ個所があったり、全く反対の考えだったり様々。ただ重要なのは、考えのプロセスであると思うので、折角なので振り返りをすることにした。今まではその場で一喜一憂レベルの振り返りで、所謂やりっぱなし。

残念ながら今回の取り組み量は最低レベルだけど、始めることにする。
読んでもつまらないかもだけど、そもそも防備録としてスタートしたBlogだから気にしない。


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【課題】
あなたがロッテの佃孝之新社長とすれば、配下にない韓国ロッテも含めて今後の成長戦略をどのように展開していくか?

【回答】
日本での高収益体制を維持し、VRICsを中心とした海外進出に対して、自身の持つノウハウや人脈等を最大限活用し、重光家率いるロッテの成長をサポートする。

【理由】
ロッテは重光武雄氏(現会長)が日韓をまたいで築き上げた一大財閥である。日本ロッテでの高収益により得た利益を韓国ロッテグループにつぎ込み成長した。
。しかしながら過去においても外部の人材も効果的に用い、韓国での百貨店業務を大成功させているが、事実上は重光家の配下にあり、長男宏之氏、二男昭夫氏も副会長と、一族経営を行っている。
日本ロッテは食品事業中心で約4000億円である一方、韓国ロッテグループはホテル事業やロッテワールドなどを行い、約2兆5000億円とケタ違いのグループである。

佃氏は2009年7月よりロッテHDの新社長に就任し、今後日本ロッテの指揮を執ることとなるが、重光家が覆いかぶさっている状態でいることは変わっておらず、更に韓国ロッテグループは支配下にない。

日韓ロッテをみると今後魅力的な市場はVRICsなどへの食品、流通(ホテルなど)の展開であり、日本市場での躍進ではない。よって、佃氏とすれば、自身の出身であるホテル事業のノウハウや人脈、また日本で得たビジネススキルを伝達し、人材育成を行い重光家率いるロッテの成長のサポートを行う。

【参考】

週刊ダイヤモンド2004年9月11日号
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090701k0000m020100000c.html

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【反省点】
(Fact)
・ロッテHDと韓国ロッテグループの構図を途中まで誤って理解し、直前に気づいたので時間が足りなくなった。
・佃氏の経歴について深く調べていなかった。
(Logic)
・佃氏は65才であり新社長としては高齢なので、思いきったことをするよりも基盤を固めようと考え、若干消極的になった。(実際は積極的に攻めても勝算があることがわかった。)
・日本の技術を韓国に輸出することばかり考えていて、韓国の技術を日本に輸入する発想が全くなかった。

【今後】
・正確な事実を集めて、正確に理解する。まずはここから。
・社長や企業の歴史やキャリアを調べる。自社の強みや弱みが理解できるようになる為。
・社長なんだから思い切ってやれることはないか考える。でないと、解雇される。てかいらない。




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