2010年2月6日土曜日

『KARAOKE CAPITALISM(成功ルールが変わる)』より

KARAOKE CAPITALISM(成功ルールが変わる)』を読書中・・・
P.178に記載されていた内容。
「世界で最も難しいことは、人に新しい考えを受け入れさせることではなく、古い考えを忘れさせることだ」byジョン・メイナード・ケインズ(史上最高の経済学者)
「新しい考えに対する抵抗は、その重要性の二乗に比例する」byバートランド・ラッセル(哲学者)

共にとても深い言葉と感じた。

選択科目「技術戦略論」の中で、新規事業を立ち上げる時は事業戦略でなく経営戦略として捉えるべき、との内容があった。どういうことかというと、ポートフォリオで見たときに新規事業は「成長市場+自社のシェアが低い(自社の適社度が高い)」で取り組むべきだが、経営資源をどこまで投資できるかは、既存の事業とのバランスによってしまう、ということ。
攻めの経営では、新規事業(成長市場とか)にどんどん進むべきだけど、今現在お金を生み出している事業は無下に出来ない。これがなくなっては新規事業どころではなくなるということだと思う。それでバランスによってしまう・・・。
正に
「世界で最も難しいことは、人に新しい考えを受け入れさせることではなく、古い考えを忘れさせることだ」
「新しい考えに対する抵抗は、その重要性の二乗に比例する」
は的を得た言葉だなと正直うなった。

で、自分はさぁどうする?というところまで行かないと評論家になってしまって大前さんに怒られる(怒られるのは良いとしても)。
自己成長に視点を置くと、新規事業が「新しい学び(知識・考え・体験・人脈…)」に当たり、既存事業が「今現在の仕事や生活」に当たるのかなと思う。誰の言葉でもない、これを書きながら思いついた言葉だけどこれらは「成長エンジン」と「持続エンジン」かな(?)。

成長するためには、新しいことをしないといけないけれど今の仕事や生活を蔑にしてしまっては、金銭面も精神面も不安定だから成長どころでは無くなってしまうのかもしれない(金銭面は借りるという選択を取れば解決するが)。
かといって、今の仕事と生活を守りだしたらそこで成長は止まると思う(加速がないから等速直線運動)。
だから、両方のエンジンを回していかないといけない。

どっちが優先かと言ったら難しいけれど、たぶん新しいこと(新規事業、成長エンジン)の時間は絶対に確保して、残りの時間で既存の事業(今の仕事内容とか)をやるほうが良いと思う。
Googleのエンジニアは1日の内の10%~20%は、業務と関係ないことをやるように規定で決まっている。それくらい新規事業は大切なんだと思う。

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