2010年2月1日月曜日

賢者は歴史に学び、愚者は体験によって知る

1月から「歴史から学ぶマーケティング・マインド」を選択している。
これは歴史上の出来事を通じて、テクニカルなものでなく大局的な視点でマーケティングを捉え事象の根底に流れる思想に着手している講義となっている。戦国時代でも信長と秀吉くらいしか詳しく知らないので何とも言い難いが深い話は多いと思う。少し先生の話方がもぞもぞしていて聞きにくいんだが。。なので“多いと思う”という表現にしている。

そんな中でタイトルの言葉はドイツのビスマルクの有名な言葉。

個人的にも「自信を持って話せることは自分で体験したことのみで、経験したことのない話は深くない。」という考えはかなり強い。なので色々経験したいと思っている。(旅行もそういう意味では同じで、単純に見てみたい!という思いだけの時もある。)
ビジネスにおいては、回り道をした結果得たものや苦労したからこそ分かったこと、ということは多いと思う。特に「若いうちは苦労した方が良い」ということは良く言われ、新しい方法が分かっていながら皆が通った道だからとして同じことを繰り返す教育が沢山ある。しかしながらこういう現状を踏まえてこの言葉を講義で聞いてみて思うことは、「先人と同じ苦労をわざわざする必要はない」ということ。

たとえば、ある課題に対して失敗したアプローチ(方法や考え方)があるとする。後任は似たようなケースでわざわざそのアプローチを試して経験する必要はない。さっさと成功したアプローチで課題を解決して、もっと別の課題に対して取り組むべきだと思う。先人からすると楽をして成功している、と僻む人もいるがこれは決して楽をしている訳ではない。

現在は環境の変化が著しく、明日会社がないということは良くある。圧倒的は地位を築いていた企業が5年度に無くなっているということもある。お笑い芸人クラスにスピードが加速していると思ってよさそう。であるならば一々遠回りする必要はない。こういう時だからこそ、歴史(歴史の教科書以外にも先に経験を積んでいる人)から学ぶ必要があると感じた。
もちろんこの時は、講義の趣旨でもあるとおりケースを通じてその根底に流れるものを学ぶということで、パターンを覚えることではない。たぶん同じパターンというものはほとんどない。全て似通っていそうで少し違う。


もちろん、人生においては経験から学ぶことはとても重要であると思う。そのほうが深い人間になれる(そんな気がする)。だから(?)旅行はやめられない。良く考えればネットで世界遺産は見れるのにわざわざ行って写真撮るんだからね。
あくまでビジネスにおいて、という考えでした。
勉強は大切。知は力なり。改めて感じた。
高校受験の3ヶ月間を除いて今まで全く勉強してなかったのに、人間変わるもんだ。

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