2009年10月15日木曜日

問題解決思考 演習1

問題解決の総論が終わったので早速演習を開始した(総論の演習1回目)。

経営難のビジネススクールの問題点を優良同業者と損益計算書を利用して比較するというもの。エクセルで送られてきた数字の羅列を自分なりに纏める。
そこでそれなりに自信を持って以下の2枚のチャートを書いた(45分くらい)。久しぶりだったので掛かり過ぎた。



結論として、「収益の原因は販管費であり、人件費と広告宣伝費が問題」と結論付けた。

【解説】
①まず、売上に大きな差がある。
→この理由は、一人あたりの売上額に差がないので生徒数の数が原因。
②次に原価に関しては、両社で差がないが、講師料比率(対売上)が自社のほうが半分くらい低い。
→これは財務の観点からすると費用を抑えられているので良いと考えられるけど、講師料にあまりお金を掛けないのは問題ではないのか?生徒数に影響してこないか?とも捉えられる。
③広告費、人件費、特に比率を見ると大きな差が生じている。

【反省】
ということで、①②は完全にノータッチで、チャートに記載すらしていない。
売上、生徒数、一人あたりの売上の数字は、エクセルを見ている時は目に入っていたけど、だんだんと細かいところ(販管費の内訳とか)に目が行くと大きな視点で捉えられなくなっていた。全体像のツリーをしっかりと描いて、定期的に全体を見る必要がある。

また、②の講師料を抑えているというのは、顧客サイドからすると良いこととは言い切れないというのは目から鱗だった。たった1枚の紙切れ(損益計算書)からここまで言えるのかと思うと感動してしまった。

【ポイント】
・いきなり細かいところに行かない。また細かいところに行ったら全体に戻る。
・ツリーの末端(今回であれば販管費の内訳とか)の数字ばかり見ない。もっと全体の数字(売上額とか)を比較して差を見ていく。

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