2009年10月8日木曜日

解決案の自由度を広げて仮説を立てる

本質的問題が見つかった後の解決案の立案についてのレクチャーがあった。
コンサルなどでは当たり前のように使っている手法だそうだけど、解決策の立案は、

自由度を広げてアイデアを出す
       ↓
  解決策の仮説を立てる
       ↓
    仮説を検証する

という流れ。

その時の戦略的自由度の広げ方は、
・うまくいかなかった事例を集めて、論理的に分析(整理)すると解決策の自由度が広がる。
とのこと。

確かに、何か案がないか?となり、大体誰かが思いつきで言っていて、採用・実行され、当然、解決しない。何故かは明白だ・・・。
その次は、成果の出やすい自由度を採用する。
これも、「成果を出す」ということが軸足だから当然といえば当然だけど、これも大体はその時エラい人が言ったことが採用されることが多い…。やっぱり解決しないね。

自由度を広げる方法としては、インタビューを行うこと、他業界の事例を参考にする、などもかなり効果的だそうだ。そして、アイデアを出す時は
・「質より量」
・自由奔放(非常識大歓迎!!)
・批判厳禁
・結合改善(他人のアイデアに乗る)
の4大原則に則ってやることが大切。アイデアは最終的には発散し収束するが、その際右脳と左脳を交互に使っていく。グループでやる時は、その都度得意な人がリーダーをやってファシリテートすれば良い。何もリーダーは固定する必要はない、とのこと。
この辺りはうちも取り得れる必要があるなぁ…。


そして、仮説について、

「仮説を立てる時は、かなり具体的に立てること。

    間違っていても良い。なぜなら、仮説は検証するためにあるから。」

これも目から鱗だった。本当に当たり前のことを言っているけれど、全く出来ていない。仮設が当たった、外れたみたいな予想屋がたくさんいる。「ほら、俺の言った通りだ。」みたいなヤツ。

施策、成果をより具体的に書くというのは、
・○○をしたら、△△%増加し、□□が××すると◇◇%改善する。よって利益が▽▽円アップする。
というような数値を含めて立てること。この時の数値は適当で良い。間違っていて良い。
こうすることによって、Yes,Noが分かるし、他人から意見や反論を貰うことが出来る。
抽象的だと「総論賛成!」で結局何も生まれない。

また複数のアイデアの整合性を取ること。
一つの部署で一つのアイデア(施策)を実行しあっていると、バラバラになってしまい本来の目的を達成することが出来ない。故に部門間等を超えるリーダーが必要。その人が協力を集めて行わないと成果は出ない。


自由度の広げ方、仮説の作り方、についてで具体的な演習はこれからなので、まだまだ机上の理論でしかない。しかしながら、当たり前のことを言われているだけなのにそれが全く出来ていないと感じた。
当たり前のことを普通にやるということは本当に難しい。今までは何らかの研修を受けた直後からドンドン忘れて元に戻っていたので、やっぱりこの講義は重要そうだな。

0 件のコメント: