2009年10月14日水曜日

ケーススタディー(自民党総裁)

鳩山さんに続いて、谷垣さんだったら…。
だいぶ政治に関しても拒否反応がなくなってきました。
2年次初のケーススタディーであるので、発言数が200近くになって良い議論になったかな。個人的にも回答の方向性が示せて、大前解説と近かった印象を受けた。
ただ、まだまだ解決案がダメだ。。

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【課題】
あなたが谷垣禎一自民党総裁とすれば、どのように政権奪取を図っていくか?

【回答】
次回の衆議院選で単独過半数を取る為、今後の基本方針及び選挙対策を以下のようにする。

(基本方針)
・自民自滅の反省を国民に示す為、民主党の揚げ足(小さなミス)を取るような従来の“野党”的な活動はせず、暫くは政策に対する内容に集中する。
(選挙対策)
・自民との若返りを着々と進める。
・新たな選挙の顔としての議員を検討し、切り札として小泉進次郎の利用を検討する。

【理由】
今回の衆院選では、一連の騒動から「反自民」の表が「民主」に流れた為、自民党の自滅による敗北であると考えられる。現在の支持政党を見る(*1)と、自民:16.6%、民主:26.3%、支持なし:47.3%であり、自民党への支持が減ってはいるもののなくなっている訳ではなく、支持なし層を取り込めば次回の選挙では十分に政権奪回が可能であると考えられる。
また、従来のように「都市型」「農村型」といった地区ごとの偏った政党への投票率はなく、「支持なし層」の動きによって変わることが同様に考えられる為、“世論”や“雰囲気”そして選挙戦での“勢い”が勝敗を分けると考えられる。

現在の自民党は自滅による「反自民」が多くいるため、何を言っても受け入れられる様な状況とは思いがたい。故に国民に対して「反省」の姿を理解して貰う必要があると考える。
その為、従来の野党が行っている「政権下ろし」であったり「スキャンダル」や「小さなミスの揚げ足取り」などを行うことは賢明とは言いがたい(これらは他の政党にやってもらえば良い)。野党の第一党であることは間違いないため、暫くは国会の場で主に民主党の政策に対する議論を繰り返しておくことが良い。

同時に次回の選挙に対しては着々と準備をする必要がある。
選挙の天才である小沢さんに対してマーケティング等々で真っ向から勝負するのは、難しいが、4年間のうちに必ずチャンスがあると信じ、自民との若返りを図る。つまり、若手議員の教育や、新たに立候補をしてもらう多くの若手議員を育成・創出に力を入れる。
また選挙時は、谷垣氏自身が自民若返りの足かせとなるのであれば、副総裁へ降り、新たな若手を選挙の顔をして立てる。

最後の切り札として、小泉進次郎(小泉ジュニア)を担ぎ出し「父が壊した自民党を立て直したい!」と持ち前のルックスで熱っぽく語ってもらい勢いに乗せることが出来れば、主婦を中心とした女性層の支持を集められると考える(必要であれば全国回っても良い)。


【参考】
(*1)http://www.jiji.com/jc/v?p=ve_pol_politics-support-pgraph
(*2)http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/5233.html
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【大前解説】
・自民は結構大変。反対のために反対する輩が多い(問題の解決案を言うやつは少ない)
・鳩山内閣への期待度は20%程度で、支持率は高いが小泉さん、細川さんのほうが高いので圧倒的な支持というわけではない。
・世論は漠然と改革を求めているだけなので、イメージが必要。
・民主の国家戦略局は20名が好き勝手やっているし、裏には小沢さんが陣取っていて、企業にたとえると必ず失敗するパターンになっている。
ということで…
・「反省論文」を発表する(過去の過ちを認め、決別する)
→「民主党の100日を見て良く分かった。我々は間違っていた」という内容。国家ビジョンなどは書かない。
・民主党のやり方に対する反省論文を書く
→我々は反省しているから分かるけど、民主党はこんな過ちを犯している。我々よりももっとひどいかも知れない。
・このタイミングで野党として断固たる国家ビジョンを示す。
・選挙前のタイミングでフレーズを決める。
⇒これらのことを約100日単位で進めていく。

【反省】
・「反省を示す」という方向性はズバリ一致だったけど、その示し方には偉い差があった。
・もう少し、民主党の中身を見てみる必要があったかな。。
・問題解決思考やイノベーションの講座をじっくりとやって、解決案を出せるようにしたいと感じた。

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