2010年1月17日日曜日

PSA§2 導入編

「問題解決思考」内のPSA講座で、今回から実例を元に考えることになった。その前に導入。VAIOを事例に取り上げて事業戦略課題についてやったけど、VAIOがどうのこうのというよりも考え方の進め方なので、もう一度振り返ることにした。
やったのは11月末頃なので2か月以上放置してしまった…。

まず「事業戦略」とは何かということだが、これは所謂企業の執行役のレベルが考えるもので、たとえばスーパーの店長とか○○部長が考えるレベルはミドルマネジメントと考えられる。それよりも一つ上の執行役のレベルだとミドルマネージャーが変えることの出来ない事業の原点を変えたり、ビジネスモデルと変えたり出来る。これは楽しそうだ。

そこで基本的に使う手法は、以下の3つでこれらを軸に考えていく(これらは3種の神器として使いこなす)。
①プロフィットツリー
②顧客と提供価値
③ビジネスシステムと7S

たとえば、プロフィットツリーで分解して利益が出ていない、と判断したらそれを3Cで考えてみる、とか。
それで、SWOT分析やPPMなどで自社の強み(競合にない強み)を把握する。
そして、提供価値を継続的に生み出す仕組みを考える為に、ビジネスの機能別に課題を分析するのが「ビジネスシステム」で、人や組織についての分析が「7S」と繋がる。

ちなみに、他社がまねてすぐに追いつかれてしまうのは意味がないので、戦略とは言えない。持続性が大切。
この辺りは会社で「私の戦略として~」と発表する人いるけど皆マネできちゃうから意味合いが違うんだろうな。ま、会社の発表は執行レベルでもなく現場レベルであるが…。

上記簡単に書いたけど、実行するのはとても難しい。
途中で嫌になってくる。問題解決者になるのはある意味ロジカルに考え続けるという「気合い・根性」が必要と思った。


最後にVAIOは、従来のPCやマックにない「ライフスタイルの提供」というものをコンセプトにして売り出して成功したようです。今はSONY神話が崩れてしまって「It's a SONY」と言われても、あれもこれもSONYとなってしまって上手くいってない。
なのでケースを覚えても意味が無いので考え方を学んでいこうと思う。

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