2010年1月24日日曜日

ケーススタディー(スタートトゥデイ)

今週のケーススタディーは、ZOZOTOWNをしているスタートトゥデイが題材。残念ながら日曜20時まで締め切りというものに間に合わなかったけど、結構議論した(別に回答出さないとダメとかそういうことは無い)。
折角なので考えをまとめておくことにする。

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【課題】
あなたがスタートトゥデイの前澤 友作代表とすれば、1000億円の売り上げを確実にするためにどうするか?

【回答】
リアル店舗を獲得する為、高い時価総額と株価を利用して企業を買収をする。

【理由】
スタートトゥデイはZOZOTOWNを中心としたZOZOREZORTを運営しているネット上のアパレルサイトであり、「カッコいい」を理念に掲げた新興企業である。昨今は順調に右肩成長を遂げ、現在は160億円の売上を上げている。今後、売上に受託販売等を加えた商品取り扱い高を1000億円にするという目標を掲げている。
今回のお題である、売上高1000億円達成というもののギャップはかなり大きい。
現在のアパレル市場の内ネット上での売上を全て足しても1000億円には届いていない為、既存のビジネスモデルで会員数、客単価を増やしても達成はほぼ不可能と考えられる。

現在のところ売上1000億円を達成しているアパレルはリアル店舗を持つ企業となっている。しかしながら、リアル店舗はやや利益が低く、時価総額・株価は低い。
一方、現在のスタートトゥデイの時価総額は620億円であり他のメーカーに比べて倍以上の高さがあり、株価は右肩上がりで伸長している。

よって、今現在のチャンスを利用する為に高い時価総額・株価を利用しリアル店舗を持つ企業(ユナイテッドアローズ、ニッセンとか)の買収を行い一気に1000億円の売上まで伸長させる。
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【大前解説】
・順調に伸長して、自社販売に加えて受託販売を手掛けている。
・近年は商品取扱高のうち受託販売の伸長率が著しいが、各セレクトショップはE‐コマースが下手だからこれらをスタートゥデイに委託している状態。
・受託販売は手数料しか取れないので,トータルの商品取扱高219億円に対して売上額は107億円と小さくなる。
・通販全体で売上1000億円を超えているのはアマゾンなどの7社のみで総合通販である。
・ネットのみではアマゾンが突出しているが、大半はネット以外(カタログとか)の媒体が主流になっている。
・アパレルのネット市場は1000億に達していない可能性もある。
・スタートトゥデイの利益率と時価増額は大手総合通販と比較するととても高い。

よって
・同業種の買収(ニッセンとかブランディングとか)
・また丸井は売上4474億円に対して、ネット販売は190億円しかため、ターゲット顧客も類似していることからネットの支援を行う。
→これらで1000億円は見えてくる。

【反省】
今回は反省というよりもロジカルに考えれたと思う。買収を仕掛けるのは当然と思った。
一方でネット販売を支援するために丸井にアプローチは思わなかった。まだまだ幅広くニュースや企業に触れておく必要があると思う。でないと色々思い浮かばない。

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