2010年3月18日木曜日

『成功ルールが変わる!(KARAOKE CAPITALISM)』

成功ルールが変わる!(KARAOKE CAPITALISM)』(著:ヨーナス・リッデルストラレ、シェル・A・ノードストレム)をかなり時間が掛かってしまったが漸く読み終えた。色々と印象深いものもあったので、何度かメモとして記録しながら読んだ。メモ①メモ②

大前研一が強く勧めている本で、簡単にまとめるとカラオケボックスという何でも揃っていて、誰かの模倣をしていること、更にそれを完璧に演じることが唯一の成功としている時代は終わっていて、これからは何もないカラオケボックスの外でイノベーションを起こす為にはどうすればいいのか、ということが書かれている。

その為に著者が強く勧めているのは「非常識」になること(もちろんモラルは守った状態で)。
誰の模倣もせずに、異例と言われても顧客が求めていることをしっかりと出来るかどうか、様々な成功している業種や企業、個人の紹介が多く、その内容はスポーツチーム、セックス関連事業や商品などにも及んでいる。

どれだけ顧客を引き付けられるか、ということが今後のイノベーションの決め手になるように感じた。

たとえば、簡単な身近な例で言うとベッカムを使ってレアルマドリード(スペインのサッカーチーム)が日本を中心としたアジアツアーを行ったことなどはその良い例だろうと思う。移籍金の48億円をあっという間に回収した。レアルの経営者は、どれだけベッカムが顧客(ファン)を引き付けているか、その効果を知っていたということなんだろう。

その他、常識に囚われない内容が様々書かれていて正直まだ消化しきれていないけど言わんとしていることは伝わったと思う。

MBAを取っても何の差別化にもならない。なぜなら世界中のMBAが同じ教科書を使って勉強しているから。

こんなフレーズもあった。
今学んでいる身としては再度MBAの正と負の効果を理解しておこうと思う。

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