2010年4月25日日曜日

ケーススタディー(カルビー)

今週はやる気なくなってしまっていたので、こんな回答でした。
土日でだいぶ回復してきた。また気合い入れないと。

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【課題】
あなたがカルビーの松本晃CEOとすれば、ペプシコに20%の資本を持ってもらったいま、どのような新しい基軸を打ち出していくか?フリトレイ以外事業に関しても考察せよ。

【回答】
ペプシコと海外向けの業務提携(販売等)を行い、ペプシコチャネルを利用して販売してもらう。
カルビーは食の安全に拘った商品開発を行い、ペプシコにとってカルビーを扱うメリットを高め続ける。
・ペプシコはカルビーからの仕入品として売上が増加し、カルビーの商品を扱える。
・カルビーはロイヤリティなどを支払うが、ペプシコチャネルで世界中に販売出来るため、自社の売上が増加する。

【理由】
カルビーは国内No.1のシェアを誇るが、世界では0.9%(1位:ペプシコ22.3%)と足元にも及ばない。スナック市場は、北米:約3兆円、欧州:約1兆8000億円、日本:約1兆円であり、海外展開は必須である。

ペプシコに20%の資本を持ってもらっているので、ペプシコの海外販売網をフルに使いたい。ペプシコは総合飲料メーカーであり、現在サントリーとも提携し日本の拠点と考えているきらいがあるが、スナック菓子の商品開発(安全性に重視)を積極的に行い、ペプシコチャネルでの販売を行うための業務提携を行いたい。
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【大前解説】
・カルビーは増収減益で、お菓子カルビー1位。ポテトチップは70%のシェアで1位
・ここで日本特有のCPG(一般消費財)を理解する。
→アメリカはP&Gなどが1社で全てのカテゴリーを抑えジェネラルフーズとしてスーパーと交渉する。
→一方、日本はポテトチップスはカルビー、焼き肉のたれはエバラ、ケチャップはカゴメ、ソースはブルドッグなど、小さな専門店が狭く深くシェアをとりトップになっている。
⇒カルビーの問題はポテトチップ以外に広がっていないこと。
⇒要するにシェアはでかいけどマーケットが狭い。
⇒ネスレ、P&Gは当然ながら、明治、森永などをみてもお菓子のほかにチョコ、アイスなど様々なことをやっている。

なのでペプシコに20%入れてもらった意味を考えよう。
・フリトレーの営業利益は20%越えだが、カルビー、湖池屋は5%未満くらい。
⇒理由は国産のジャガイモを使うから。
⇒だったらペプシコに原材料の調達をしてもらおう。
・中国はペプシコの販売チャネル使って、カルビーでなくて子会社化した元ペプシコ傘下のフリトレーでやっていく。

⇒このようにやっていって、結果として収益を改善していく。
・そしてペプシコが健康食品などのお菓子を作ったら、サントリーでなくカルビーと組んでくれと毎回事業計画の時に最大株主であるペプシコに言う。

【反省・まとめ】
やる気ないモードだったけど、土日にそこそこ議論してチャネルを使う販売という回答を出した。現在の医薬品販売に関しても、チャネルに弱い企業を当社が面倒みていることもあるので、パクって見た。
ま、回答出せただけでも良しとしないと。

原材料を調達するっていうのはある意味斬新でした。カルビーの品質(国産)などに引っ張られていたと思った。

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