2009年11月22日日曜日

ケーススタディー(CCC)

すっかり忘れてた。先週のケーススタディー。
沢山議論したのでとても勉強になった。

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【課題】
あなたがカルチャーコンビニエンスクラブの増田宗昭社長とすれば、業績の低迷にどのように対処するか?

【回答】
・向こう2年程度でレンタルビジネスモデルは辞めて、配信のみにシフトする(配信先はPC、携帯など)(この間にFC加盟店や、既存店舗の売却などを行う)。
・このモデルで3年程頑張るが、ituneが勢力を拡大し太刀打ちで駅無くなれば、早めに事業の身売りを検討する。

・Tカードはポイントのハブカードとなれるよう連携や提携などを行っていく。


【理由】
CCCの事業はTSUTAYAにおけるレンタルとセルの伸び悩みが原因であり、配信サービス等のビジネスモデルに取って代わられている状況である。今後の流れを勘案すると、既存のモデル(レンタル、セル)での存続は不可能に近い。

よって、
①既に着手しているネット配信型に全面的にシフトする。
音楽、映像ともにiTune Store(Apple)が勢力を拡大する可能性がある為、期限を3年程度と決め、太刀打ち出来なければ配信事業の身売り・合併などを検討する。

②同時にTカードは3000万人ほどの会員数を持つ巨大なポイントカードである。しかしながら、本業の配信事業が進まない可能性もあるので、他のポイントに変更できるよう提携を結んで、ポイントカードのハブカードになる。

③①の事業の身売りの場合はカードのみを行う。
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【大前解説】
・2011年以降デジタル化するとレンタル事業はより大変になる
・レンタル店舗(他の会社)は減っているけど、蔦谷だけは増えている。
・CCCは全体的にやっている内容は優れているけど、選んでいる業界が悪い。
・全体としては、音楽業界はシュリンクしている。安くDL出来るから。
・要するに、施策等々のやっていることは正しいけれど、乗っている船が沈んでいるからうまくいかない。
なので…
・店舗の売却 500億は入る。
・Tポイントカードも売却する。
・売却益でどっとこむ銘柄に投資(投資ファンドになる)
・手に入れたキャッシュで、投資家になる。
→色々な事業をやって魅力のある経営者に投資をする。
・お客のデータベースで価値のある情報を持っている。なのでこの会社を買うっていう人はいる。
・このままでは、なんとか持ちこたえることは出来るけど、下がりっ放しになって大変。価値のあるうちに売ってしまうほうが得策。
→福田さん(アイフル)の二の舞にならないようにする。

【反省点】
知っている情報や、施策(店舗売却、事業からの撤退等)に相違はほとんどなかったけど、決定的に違ったのが、Exitの視点があったかどうか。「売却をして、そしてまだ続ける」という方向性しか考えていなかったけど、このExitの視点があると随分解決策が増えるものと感じた。
自分が行った方がいいのか、それとも他人に任せた方がいいのか…。
会社をつぶさない為に、自分よりその事業に得意な他人に任せる、自分は他の得意な事業に取り組む、又は投資をする、という方法があることを知った。

今週は、秋葉市長(広島市)がお題。
もう回答を出したので、後は解説を伺うのみ!

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