2009年11月5日木曜日

DeNA 南場智子の話(ベンチャーとは)

アントレプレナーは自分にはないな…と1年次の起業論を受講して思ったけど、折角であるからアントレプレナーとは何ぞや、という回答くらいは自分で持っていたかったので、「ベンチャー経営論」を選択した。
今回は2回目の講義で、株式会社ディー・エヌ・エーの代表取締役である南場智子の話(当時2005年)だった。
2009年の最近の話も聞きたいな、という思いもあるが最近は昔の映像であるからこそ当時の様子が分かって、これはこれでとても勉強になると思った。


南場智子は大学卒業後、マッキンゼーで2年間働きHBSへ留学。卒業後再びマッキンゼーに復帰し、6年後には女性としては3人目のパートナーに就任。3年間のパートナーを経て株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)を設立し、2005年にはわずか6年で東証マザーズに上場させた。

これを見るだけだとさぞかしエリートでバリバリのビジネスウーマンなのかと思いきや、話を聞いているとイメージとはかけ離れていた。
ベンチャーをする上で必要なものは何ですか?マッキンゼー時代に鍛えられた事が役に立っているのですか?
という問いにはこう答えていた。

「マッキンゼー時代には、ロジカルに問題を解決するという手法などをひたすら教え込まれたけど、ベンチャーをする上ではそういう小手先のテクニックなどは役に立たない。それよりも、毎日3時まで死ぬほど働いた経験から身に付いたタフさは役に立っているかな(笑)」
「問題を冷静に分析して解決出来る参謀は山ほどいるんだから、そういう人の助けを貰ってやっていけばいい。ベンチャーをするということは問題解決だけではないと思う。」
「私はロジカルに問題を解決する能力してか持ち合わせていないけど、何故か今まで生き残っている」

最後の質問には、同じくマッキンゼーで南場智子に出会い一緒に立ち上げ現取締役の川田尚吾はこういった。
「南場さんは、一言で言うと誠実なんです。信頼できる。色々動いて、助けを求めてうまくいかないこともあるけれど、最終的にはそういう南場さんを見て信頼できるから皆が付いてきているのだと思う。」

アントレプレナーとは、ベンチャーとは、経営者とは何か?という問題の答えが少し見えたような気がした。

1 件のコメント:

tomokolea さんのコメント...

でもあたしも2年前ぐらいまではアントレプレナーシップはあたしにはナイなーと思ってたよ。
うっかり見つけちゃうかもよ。笑